アルファ オメガ Ⅱスクエアー ソーヴィニヨン ブラン ナパ ヴァレー 2020
醸造・熟成: ステンレスタンク+25%ニュートラル樽発酵
テイスティング コメント
輝きのあるグリーンがかったレモンイエロー。アロマチックなアロマ。洋梨、ライチ、メロンを思わせレモングラスやフェンネル、ジャスミンのノート。他にムスク、砕石、ミネラル香、僅かにスモーキーなニュアンスをもつ。味わいは豊かでふくよか。シュール リーによりほんのり旨味を感じ、じんわりと広がる果実味。よく冷えた状態では柑橘系のフレーヴァーが広がりキビキビと酸の余韻が心地よく、一方で温度の上昇から厚みが増しマンゴーやパイン、トロピカルフルーツのフレーヴァー、まろやかで深みが表れる。バランスがとれる味わいの幅が広くなんとも魅惑的。
合う料理 アボガドサラダ、白身魚 タルタルソース添え、サーモンのキッシュ、天ぷら、中華など。
2022年9月試飲
アルファ オメガ
新旧ワインスタイルの融合を実現
ナパの最高峰が集うラザフォード地区に優美に佇むブティック ワイナリー、アルファ オメガ。
アルファ オメガ ワイナリーは、ロビンとミシェル バジェットによって2006 年に設立されました。ロビンはワールド クラスの最高品質ワインを造り出すために精力的にナパ全域の特級畑の葡萄を買い付けており、代表的な採用畑は10 以上にもおよび、さらに自社畑のエステートを所有するという葡萄の品質には絶対的な自信をもっています。そしてそれら高品質の葡萄を丁寧に醸造できる最新施設を建設し、万全の体制で高品質なワイン造りに臨んでいます。これらはグロワーとしての長い経験を活かしたロビンだからこそ実現することのできたブティック プロジェクトです。
「ロラン&ホフリガー体制」から「エリクソン&ブレイン体制」に。
ワイン界の巨匠、 ミッシェル ロラン氏をワインコンサルタントに迎えて始まったアルファ オメガの歴史は、気鋭醸造士ジョン ホフリガー氏の指揮の下で開花し、ナパの特級畑からプラチナワインを生み出し続けています。 2019年からは名声を博した「ロラン&ホフリガー体制」が刷新され、 新たなコンサルタントにアンディ エリクソン氏、醸造士には科学を分子レベルまで突き詰める事のできる醸造頭脳、マット ブレイン氏が就任して「エリクソン&ブレイン体制」でワールドクラスのワインが世に送り出されています。
醸造コンサルタント: アンディ エリクソン氏
アンディ エリクソン氏はあのスクリーミングイーグルを米国一のカルトワインへ押し上げた人物で、その醸造スタイルはカリフォルニアにおいても常に注目される人気を誇っています。ハーラン エステート、スタグリン、アリエッタ、ダラヴァレ、オーヴィット、スクリーミング イーグルなど、100点を連発させるワイナリー群でコンサルタントや直接の醸造総責任者を務めています。アルファ オメガの前醸造コンサルタント、巨匠ミシェル ロランの旧世界のワイン エレガンスを引き継ぎながら、その新旧スタイルの融合を土台とした更なるAOワインの進化請負人として躍動しています。
醸造総責任者: マット ブレイン氏
化学などの分子レベルでの変化、科学的な工程を研究するプロセス エンジニアリングをバックグラウンドにもちながら生物学の修士号ももつという秀才。UCデーヴィスで醸造学科を修了、カリフォルニアの有数な醸造校、 カリフォルニア ポリテクニック州立大学やカリフォルニア州立大学フレスノステートなどでもその豊富な知識を伝えるべく教鞭を執りました。ブレイン氏の環境に対する意識・姿勢が高く評価され、アルファ オメガでアソシエイトワインメーカー(准醸造士)を経て、2019年、醸造総責任者に就任しました。
アンディ エリクソン氏、マット ブレイン氏の2人はナパの葡萄品質を最大限に生かしながら今後も彼らの醸造技術によって「The Beautiful Napa Valley」が表現され続けていくでしょう。
希少なキュヴェは更に入手が困難
ゴージャスなテイスティングルームとワイナリーはラザフォード地区のハイウェイ29号線沿いにあり、5本の噴水を備える何とも優美な佇まいです。アルファ オメガの稀少なキュヴェ ワイン群は現地でも入手が困難で、VIP会員枠で完全にブティック化されています。