アルファ・オメガ Ⅱレッド・ワイン ナパ・ヴァレー 2013 (1500ml マグナム)
熟成:フレンチオークで14か月(新樽比率40%)
テイスティング・コメント
紫がかった濃いルビー。粘性は高め。香りにはブラックチェリーやカシス、プラムのコンポートを思わせる凝縮した果実香に、バラのドライフラワー、クローブやブラックペッパーなどのスパイス、樽からくるバニラやオーク、ミネラルのノート。洗練された華やかなアロマが特徴で複雑性に富み、奥からカラメルのような仄かに甘い香りが立ち上る。アタックはソフトでなめらか。瑞々しい果実味と伸びやかな酸とのバランスがよく、瞬く間に口中を支配する。果実味が前に出たジューシーな味わいながら、しっとりとした落ち着いた印象を併せ持つ。しなやかで流れるような舌触りはまさにシルクの様で継ぎ目のないタンニンが溶け込む丸いテイスト、コクとともにフィネスが感じられる。飲み飽きしない美味しさ、アフターフレーヴァーの持続性もある。合わせるお料理は、牛やラム、鴨肉のロースト、スペアリブ、牛しゃぶ、すき焼き、チーズフォンデュなどがおすすめ。
2016年6月試飲(2011年ヴィンテージ)
アルファ・オメガ
新旧ワインスタイルの融合を実現
ナパの最高峰が集うラザフォード地区に優美に佇むブティック・ワイナリー、アルファ・オメガ。ワイン界の巨匠、ミシェル・ロラン氏をワインコンサルタントに迎え、気鋭醸造士ジョン・ホフリガー氏の指揮のもと、精力的にナパの特級畑から葡萄を買い付け、高品質なワインを生み出しています。
アルファ・オメガ・ワイナリーは、ロビン・バジェットとエリック・スクラーによって2006 年に設立されました。ロビンとエリックはワールド・クラスの最高品質ワインを造り出すために精力的にナパ全域の特級畑の葡萄を買い付けており、代表的な採用畑は10 以上にもおよび、さらに自社畑のエステートを所有するという葡萄の品質には絶対的な自信をもっています。そしてそれら高品質の葡萄を丁寧に醸造できる最新施設を建設し、万全の体制で高品質なワイン造りに臨んでいます。これらはグロワーとしての長い経験を活かしたロビンとエリックだからこそ実現することのできたブティック・プロジェクトです。
2人の醸造士たち
ワインメーカーはスイス生まれのジョン・ホフリガー氏。ランシュ・バージュ、カルボーニュでワイン造りに参加し、ボルドーでクラシックな醸造を学び、その後カリフォルニアへ渡り、5 年間ニュートンでのニューワールドの醸造経験を積んだのちにアルファ・オメガに参画しました。通常、醸造士は行わないセラーワークなどの肉体労働をすすんで行うような生粋の現場主義のワインメーカーで、高品質な葡萄のキャラクターをすべてワインの中に取り込んでいくという姿勢で毎年収穫に臨んでいます。
そして醸造コンサルタントには世界中のワイン造りに影響を与え続けているミシェル・ロラン氏を迎え、その醸造スタイルはカリフォルニアにおいても不動の人気を誇ります。ミシェル・ロラン氏はナパではハーラン、スローン、ブライアント・ファミリーのパーカー100点を獲得したワイナリーの他、アロウホ、スタッグリン・ファミリー、オヴィッドなどでもコンサルタントを務めました。巨匠ミシェル・ロランの旧世界ワインのエレガントさと、気鋭のワインメーカーであるジョン・ホフリガーが生み出す新世界の躍動感、それらが見事なまでの醸造スタイルとして融合されています。
ワイナリーVIP やクラブ会員などの限られた人しか入手できない
ゴージャスなテイスティングルームとワイナリーは、ラザフォード地区のハイウェイ29号線沿いにあり、噴水のある優美な佇まいで、アルファ・オメガのトップ・ワイン群は現地でもワインショップでは販売はされておらず、ワイナリーのみでの購入で完全にブティック化されています。