ドメーヌ・ロベール・シリュグ ヴォーヌ・ロマネ プルミエ・クリュ レ・プティ・モン 2016
特級畑リシュブールの斜面上部に位置する、ヴォーヌ・ロマネで最も美しい1級畑。
1年使用樽、レモン社製トロンセ新樽、ルソー社製トロンセ通常新樽と、同社の名人が絶妙な焦がし方を加えて造った新樽を併用。これにより単一樽では得られない複雑味が表現されます。最終的な新樽比率約40%。シルキーで継ぎ目がなく、とてもエレガントで綺麗な液体に、アーモンドを炒ったような香ばしい樽のニュアンスが独特の深みを与えています。
インポーター資料より
ドメーヌ・ロベール・シリュグ
創業1960年、ドメーヌ・ロベール・シリュグはブルゴーニュ地方ヴォーヌ・ロマネ村を本拠とする生産者です。化学薬品を使用しない害虫対策など人為的で化学的な介入を厳しく制限することで、地球環境に配慮した高品質なワインを生み出す為の真摯な取り組みが随所に見られます。(平均樹齢は34年~40年)。働くスタッフにも女性が多く、ワインにも女性らしい繊細さが表れています。収穫は40人もの人員を動員し、全て手作業で行っています。(100%除梗)。
近年、クラシックなスタイルからエレガンス感溢れるスタイルへと見事な変貌を遂げ、新たなファンの獲得につながっています。最近の試みとしては収穫した葡萄をなるべく潰さないよう醗酵槽に入れ、果汁を疲れさせないようポンプの使用を避けバケツでの移動、ピジャージュの回数を減らすなど、より昔ながらの手法に切り替える事で功を奏しています。人為的な介入を制限することで本来のポテンシャルを十分に発揮し、純粋でエレガント、ジューシーで果実味溢れるスタイルを見事に表現しています。
数年前からDRC(ドメーヌ・ド・ラ・ロマネ・コンティ)が使用しているものと同じ選別機械を導入したことにより、ヴィンテージの出来に関わらず、雑味や青味のない甘く熟した果実だけを選別できるようになり、品質が飛躍的に向上しました。その味わいはワイン評価誌などで高く評価されており、今後、目の離せない造り手としてさらなる注目を集めています。