シャトー・ド・ボーカステル シャトーヌフ・デュ・パプ ルージュ エノテーク 1998
“エノテーク”はボーカステルのカーヴにてゆっくりと熟成させた完全蔵出しワインです。
シャトー・ヌフ・デュ・パプの認定13品種全てが栽培されています。15℃程度でお召し上がり下さい。大きいチューリップ型のグラスを使うと、より香りの複雑 さ、奥行きの深さを味わって頂けるでしょう。
評価
1998VT ワイン・スペクテーター2007-01-01:95点獲得
1998VT ワイン・アドヴォケイト2010-06-01:92点獲得
シャトー・ド・ボーカステル(ファミーユ・ペラン)
ペラン・ファミリーがシャトー・ド・ボーカステルを購入したのは1909年の事です。2代目のピエール・ ペランがブドウ畑を広げ、3代目のジャック・ペランが全ての基礎を築き上げました。彼は1950年代 当時、まだ誰も実践していなかった有機農法を取り入れ、またムールヴェードルの可能性に着目し、 栽培北限地であるシャトーヌフ・ド・パプでの栽培に力を入れました。彼の哲学は2人の息子、ジャン・ピエールとフランソワ、そして5代目となる孫達によって着実に受け継がれています。現在シャトーヌフ・デュ・パプのアペラシオンに70ヘクタール、コート・デュ・ローヌのアペラシオンに40ヘクタールの畑を所有し、13品種全てを栽培・ブレンドするという伝統を守り続けています。そのブレンド技術は父から子へと継承され、ペラン・ファミリーの長い歴史を支えています。
醸造
ブドウは手摘みされ、熟練した職人の手によって選別されます。ブドウの果皮は、果実のまま 80℃まで加熱後、20℃まで冷却されます(フラッシュ・ヒーティングシステム)これにより殺菌。マセラシオンは古典的な手法で、シラーとムールヴェードルは蓋のない木製の大樽で、他の品種はコンクリート・タンクで行われます。
熟成
マロラクティック発酵の後、ブレンド作業を行います。その後、ワインは1年間、大きなオーク樽の中で熟成・卵白での清澄後、瓶詰めされます。そして最低 1 年間、セラーで熟成されリリースされます。