アルパマンタ エステイト カベルネ・ソーヴィニヨン 2010
醗酵:フレンチオーク樽
熟成:フレンチオーク樽熟成 10ヶ月(ノンフィルター)
★評価
2010Vt ギーア・ペニン2015:91点獲得!
【テイスティング・コメント】
エッジがほんのりとオレンジがかった深いガーネット。粘性は高め。香りにはブラックベリーや小粒の赤い実、梅、ハーブ、ピンクペッパーやブラックペッパー、クローブなどのスパイスが混じり合い、スモーキーなオークの香りがアクセント。トーストやチョコ、コーヒーなどの芳しさ、熟成によるバルサミコ、タバコ、ジャーキー、腐葉土の香り、鉱物的なミネラルのニュアンスが複雑性を与える。アタックはソフトでなめらか。丸みを帯びた膨らみ豊かなボディとスムーズなしなやかさが好印象。果実味の凝縮度が高く濃厚な味わいにもタンニン、酸がよく馴染んでおりこなれた熟成感が心地よい。アフターテイストも持続性がある。合わせるお料理は赤身肉を中心とした料理、すき焼き、香草を使ったラムチョップや鶏肉のソテー、カツオのタタキなどがおすすめ。
※2016年6月試飲
■アルパマンタ
メンドーサの魅力に虜にされた男たちのロマン
2005年、伝統的なワイン産地ヨーロッパで代々ワイン産業に携わってきた家系出身の3人の友人、オーストリアのアンドレイ・ラストモスキィ、同氏の従兄弟であるアンドレ・ホフマン氏がスイスから、そしてフランスからはジェレミー・デレコート氏が、ニューワールドで最もブドウ栽培に適した地域であるアルゼンチンのメンドーサに集結し、ブティックワイナリーを創設しました。
生態系との調和の中で地域の特徴を表現
アルパマンタ独自のテロワールを最大限に表現させた最高品質なワインを造るべく、有機栽培・ビオディナミを行うことができる汚染されていない土壌、手付かずの自然が残る畑を探し求め、メンドーサから38Km南方に位置する銘醸地ルハン・デ・クージョ南部のウガルテチに35haの土地を購入。オーガニック及びビオディナミ農法でブドウ栽培を開始しました。畑では殺虫剤、除草剤を一切使用せず、醗酵は全て天然酵母を使用。フィルター不使用、SO2も最小限に抑え、メンドーサのテロワール、太陽の恵みを表現した極上のワインをコンセプトにワイン造りを行っています。
Alpamanta(アルパマンタ):“地を愛する”
ワイナリー名の“アルパマンタ”は、現地のネイティブ語で、『地を愛する』を意味します。その名のとおり、メンドーサのテロワールに惚れ込んだ男たちが、そのテロワールを最大限に引き出すべく取り組んだビオディナミ・ワイン・プロジェクト。ナチュラルな造りで、アルゼンチン・ワインの真の実力を余すところなく引き出し、独自のスタイルを追求しています。環境に優しい畑がアルパマンタのテロワールであるというメッセージを込め、心温まるワインを世に送り出しています。
