マス デ モニストロル カバ レセルバ デ ラ ファミリア ブルット ナトゥレ 2019
このカバは、糖分の添加を一切せず、辛口スタイルに造ったブルット・ナトゥレです。良いヴィンテージに、手摘みの葡萄を使って造ります。36ヶ月以上熟成させています。
輝きのある黄色、デリケートで、フルーティなアロマがあります。きめの細かい泡立ちが長く続き豊かな風味が感じられます。真の個性とバランスをもつカバです。イギリスの新聞「ザ ガーディアン」のワインコラムを1989年から担当し、BBC放送のワイン番組にも出演しているワイン評論家のマルコム グリュックは、「ザ ガーディアン」紙で1999ヴィンテージを、「これの6倍以上の価格のシャンパーニュの面目をつぶすほどのエレガンスがある。」と賞賛しました。マカベオ、チャレッロ、パレリャーダというカバに使う伝統的な品種に加え、シャルドネをブレンドしているのは偶然ではなく、シャンパーニュを意識しているためです。「味わいも高品質なシャンパーニュに匹敵する」という自負の現れです。
マス デ モニストロル
9世紀の小さな修道院が起源
モニストロルは、とても小さな醸造所です。このエリアには700年間活動してきた修道院があり、その修道僧が各地に修道院を建設し葡萄を造り始めました。設立1882年の歴史あるワイナリーです。
アグロノミストが農家を指導
地中海から30kmしか離れておらず、地中海性気候の影響を受けた葡萄造りをしています。春になると風が吹き、最適な温度になります。4人のアグロノミスト(農学者)が契約農家を訪問し指導しています。収穫は手摘みで、選別は畑で行います。20kgのカゴを使い、房がつぶれないようにします。ワイナリーではさらに選果テーブルでの選別も行います。
自然の温度に任せ、瓶熟
セラーにはエノロゴが2人いて、世界基準の認定を受けたラボがあり、運ばれてきた葡萄は品質をコントロールするために科学的な分析を行います。重力を使ってタンクに入れ、皮と一緒に20~25日間マセラシオンします。瓶熟は最低12ヶ月、その間に2回ポジションを変え、3回目は立てて寝かせます。温度管理はせず、自然の温度に任せています。カバ熟成用のセラーは地下30mで、フロアーが4階あります。1700万本のカバが保存され、その内プレミアム キュベが500万本ストックされています。
良いワインのみが「マス デ モニストロル」に
昔の古い畑からの葡萄で、しかも品質の良いものだけを使って造ります。その中で品質に満たないものは別ブランドのマルケス デ モニストロルにブレンドし、さらに葡萄が良くても熟成が良くなければブレンドしてしまいます。生産量は、マス デ モニストロルが約70万本、マルケス デ モニストロルは約4000万本です。