ポッジョ アルジェンティエラ ヴェルメンティーノ トスカーナ 2020
トスカーナ南部のグロッセートに位置し、地中海気候に恵まれた味わい豊かなブドウから造られる辛口白ワインです。
発酵・熟成: ステンレスタンク
テイスティング コメント
明るいストローイエローに微かにグリーンのトーン。リンゴや白桃、シトラスの香りと芳香豊かなハーブの香りが印象的。セージやジャスミン、ローズマリーの香り。そしてユリを想わせるフローラルなアロマ。味わいは爽やかでジューシー。軽快な口当たりの中、果実味が充実し典型的な塩味と、ミネラル感に富む。実にシンプルで美味しい。香りから味わい、余韻まで一貫性がありバランスがとれている。料理と合わせるのはもちろん、気分をリフレッシュしたいときにもおすすめ。(合わせるお料理は、前菜・サラダ、マグロのタルタル、寿司、シーフード、バジルのパスタなど。)
2021年9月試飲
ポッジョ アルジェンティエラ
あのトゥア リータが惚れこんだ!トスカーナ南部のワイナリー
1997年からトスカーナ州マレンマの地で始まり、後にトゥア リータがブランドを継承
ポッジョ アルジェンティエラは1997年からトスカーナ州マレンマの地で、フィレンツェで農学を学んだジャン パオロ氏が始めたワイナリーです。2013年頃からジャン パオロ氏がイギリスに移住するためワイナリーを手放すことになりましたがトゥア リータがのどかな自然の風景の広がるこのマレンマの地に無限の可能性を確信。ワイナリーを購入し、造っていたブランドをそのまま引き継ぐことになりました。
海岸線に程近い、ワイナリー周辺に広がる畑
ワイナリーはトスカーナ、沿岸部にあります。海から約8kmの距離に位置しています。10haの畑が平地に広がりブドウ樹の仕立てがスムーズなため、コストパフォーマンスに優れたブドウが作られます。またワイナリーの正面に畑が広がるため、収穫されたブドウをすぐに醸造に移すことができるのでブドウの果実風味を損なうことなくワイン造りができることも大きなメリットとなっています。
プレミアムワインを生み出すバチネッロの畑
バチネッロの畑は海から約25kmの場所にあり標高は350m程、大きさは15haです。砂岩質で南西向きの畑です。小石を多く含んでいるため土が柔らかく、ブドウの木がしっかりと根を奥まで張れるようになっています。トゥア リータのオーナー兼、醸造責任者であるステファノ フラスコッラ氏が始めこの地を見たときにシャトーヌフ デュ パプに近いインスピレーションを受けたそうです。この土地、そして畑のポテンシャルに惚れ込みワイナリーを購入する決め手となりました。カベルネ フランやグルナッシュ、シラーといった国際品種やサンジョヴェーゼが植えられています。
畑の手入れでは世界トップレベルと言われるトゥア リータの丹念な仕事
ワイナリーの責任者であるステファノ フラスコッラ氏はこう語ります。
「ブドウの木は1本1本性格が異なりどのように成長していくかは育ててみてしっかり様子を見ないと分かりません。ブドウの木はしっかりとその木の性格を見極めるために蔓の成長を見てからこの土地に一番あった仕立て方法を研究しないといけません。これからが非常に楽しみで仕方ありません。」
トゥア リータの栽培の技術がワイナリーに加わることでブドウの質をさらに高めようと研究を行っています。手間は非常にかかりますが、完璧に管理された畑をから収穫できるブドウの品質の高さを知っている彼らは妥協を許しません。
2大ワインガイドで、100点を獲得したトゥア リータの醸造チームが造る!
トスカーナ、スヴェレートの地にあるトゥア リータ。フラッグシップ、レディガフィは1997年ヴィンテージがワイン スペクテイター100点を獲得、さらに2000年のレディガフィは、ワイン アドヴォケイトで100点を獲得します。イタリアワイン界で2大ワイン評価誌において100点を獲得したワインは「レディガフィ」のみという奇跡を起こします。そのワインを手掛ける醸造チームのノウハウがポッジョ アルジェンティエラにも投入されています。
ワイナリーを引き継いでからは、醸造所は全ての設備、タンク、ボトリングラインなどはトゥア リータのチームによってメンテナンスされ、樽の見直しや入れ替えを行いました。イタリアワイン界の大御所、トゥア リータの技術によってポッジョ アルジェンティエラのさらなる躍進に期待が高まります。