メディチ エルメーテ カレッツァ メトド クラッシコ ブリュット NV
ランブルスコの高貴品種、ランブルスコ ディ ソルバーラ
ランブルスコ ディ ソルバーラは、比較的酸が高く、エレガントかつシャープな味わいになることから、ランブルスコ種の中でも高貴な品種といわれています。そして、含有量の高い酸を活かし、瓶内二次醗酵を行うことで高級感のあるスパークリングワインに仕上がります。エレガントな酸とチェリーを想わせるチャーミングな果実味が魅力的です。
醗酵: ステンレス タンク
熟成: デゴルジュマンまでの瓶内熟成 12カ月
評価
ワイン エンスージアスト: 92点獲得
テイスティング コメント
外観、色調は淡くほんのりピンクがかったチェリーレッド(ロゼカラー)。香りはストロベリーやラズベリー、ピンクグレープフルーツなどのフレッシュ果実に、バラやスミレなどの華やかなアロマ。そして僅かに香るナッツの香り。口に含むと爽やかでフルーティー、その上でしっかりとドライ感がある。繊細で控えめなタンニン、酸味はやや豊かですっきりとしたフィニッシュ。活気があり果実味が主張し過ぎないので、前菜はもちろん幅広い料理と相性が良さそう。「赤」というよりは「ロゼ」の印象が強く、余韻にエレガントな雰囲気を醸し出している。合わせるお料理は、前菜、サラダ、シーフード、牡蠣、生ハム、ソーセージ、フライなど。
2021年12月試飲
メディチ エルメーテ
No.1ランブルスコ メーカー「メディチ エルメーテ」
赤いスパークリングワインで有名なランブルスコはイタリアでは安ワインとして扱われています。そんなランブルスコのイメージを払拭したのが「メディチ エルメーテ」です。メディチはフラッグ シップのコンチェルトでランブルスコ史上初のガンベロロッソ最高評価を11年連続で獲得、そしてワイナリーとしては、2010年にエミーリア ロマーニャ州最優秀ワイナリー(ヴィニタリー2010)を獲得。まさに名実ともにNo.1ランブルスコ メーカーであり、ランブルスコの歴史を変えた造り手です。
ランブルスコの歴史を変えたメディチ家の末裔
13世紀初頭フィレンツェ郊外の土地をほぼ所有していた大地主、メディチ家は、貴族出身者が国家の中枢を担うイタリアにおいて、初めての平民出身の成功者として国民に愛され、18世紀中頃まで権力をふるいました。4~5世紀に亘るメディチ家の歴史の中で、トスカーナ州のメディチ大公国から、系列ファミリーの人々がフィレンツェを離れて、イタリアの各地に移り住みました。一人はイタリア中南部のサルノ地方、一人はミラノ領主エスフォルツァ家、一人はワイン造りを志し、メディチ エルメーテがあるエミーリア ロマーニャ地方へ移り200年以上の時が流れました。
「メディチ エルメーテ」は幸運にもフィレンツェの正統なメディチ家の流れを汲み、何代かに渡りいくつかの結婚を通じ、エミーリア ロマーニャ州の領主の一人となり、現代ではワイン造りに携わっています。
★イタリア、エミーリア ロマーニャ州(北部)、レッジオ・エミーリア地区産のランブルスコ サラミーノ種というブドウ品種100%で造られる、自然発酵させた赤の辛口弱発泡性ワインです。収穫量を規定より格段に落とした単一畑のブドウを使用したメディチ エルメーテのランブルスコは、『ガンベロロッソ』誌(2002年11月号)のランブルスコ特集(辛口ランブルスコ部門)で1、2位を独占する快挙を成し遂げています。