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アルテル エゴ ド パルメ 2017

シャトー パルメ

 

Alter Ego de Palmer

シャトー パルメのセカンド銘柄

 

商品コード:3920
アルテル エゴ ド パルメ 2017

産地: フランス ボルドー地方 マルゴー

品質分類・原産地呼称: A.O.C.マルゴー

品種: メルロ、カベルネ ソーヴィニヨン、プティ ヴェルド

タイプ: 赤ワイン フルボディ

アルコール度数: 13%

容量: 750ml

参考小売価格:¥18,700(税込)

販売価格:¥14,280(税抜)

¥15,708(税込)

ポイント:142Pt
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アルテル エゴ ド パルメ 2017

メドック第3級格付け「シャトー パルメ」のセンカンド銘柄。単なるセカンではなく、『もうひとつのパルメ』として人気を博しています。「アルテル エゴ」はラテン語で分身、無二の親友の意。ファーストのパルメと比べると、よりメルロ率が高く、しなやかでとろけるような味わいが特徴です。

テイスティング コメント

紫がかった深いガーネット。香りはブラックベリー、カシスなどの黒系果実を基調にダークチョコレート、モカ、エスプレッソなどの芳しさ。他にペッパー、メントール、微かにカルダモンの香り、レザーや湿った土のニュアンスも感じる。アタックはソフトでしなやか。キメの細かいなめらかなタンニンと調和のとれた穏やかな酸味。柔らかく洗練された果実味はチョコレートやプラムを想わせる。表現力豊かでふくよかなボディ感、親しみやすく甘美なる余韻が印象的。合わせるお料理は、ローストビーフ、ラム肉のソテー ミントソース、茸のグリエなど。

2021年12月試飲

シャトー パルメ

シャトー パルメ

公式格付けでは第3級にランクされるも、その評価は高く、第2級ワインよりも高値で取引きされるシャトー。ビロードのような滑らかさ、しなやかで瑞々しい、深みのある果実味と凝縮感はマルゴーのテロワールが十分に表現され、シャトー マルゴーに次ぐ存在として人気を博しています。5大シャトー(第1級シャトー)に迫る品質の高いワインという意味で、“スーパー セカンド”なる言葉が生まれ、最初に挙げられたワインこそ、この「シャトー パルメ」でした。ワインに携わる者(評論家や愛好家含む)の間では、「もし格付けが見直されるならば、間違いなく第1級にランクされるだろう」と誰もが口を揃えているものの、いまだ公式格付けにて見直しがされていません。秘められた真の実力に正当な評価が下される日がくるのでしょうか。

講談社「BORDEAUX ボルドー 第4版」ロバート・パーカーJr.著より抜粋

小塔のある印象的なパルメのシャトーは、小さなイッサン村の真ん中にあり、ボルドーのワイン街道(県道2号線)のすぐ脇に堂々とたたずんでいる。立ち寄って写真におさめる価値のあるところだが、ワイン愛好家にとってそれ以上に大切なのは、このシャトーがボルドーの最も偉大なワインの1つを生み出していることである。

シャトーの名声はウェリントン将軍に仕えたイギリス将官、チャールズ・パーマーに由来している。彼は1814年、自軍を率いてボルドーにやってきた。当時はシャトー・ド・ガスクと呼ばれていたこのシャトーを購入し、土地の獲得やブドウの栽培という壮大な計画に乗り出した。それから20年も経ないうちに、ここは「シャトー・パルメ」と呼ばれるようになった。残念ながら、このシャトーの設立に心血を注いだチャールズ・パーマーは破産して財産を失った。亡くなる年の1836年には銀行に没収されて、シャトー・パルメを追われたのである。1939年以来、このシャトーは故ピーター・A・シシェルの家族、マーレー=ベス家とその他4人からなるシンジケートが所有している。その中でいちばん有名な人物は、パルメの日々の営みを管理するベルトラン・ブティエである。

パルメのワインにはどの一級シャトーにも劣らない深遠さがある。2001年、2000年、1999年、1998年、1996年、1995年、1989年、1983年、1975年、1970年、1967年、1966年、1961年のヴィンテージでは、それらの多くをしのぐ場合さえある。パルメは公式には三級シャトーだが、ワインは一級と二級シャトーの間の価格で売られており、それは、ボルドーの商人や海外の輸入業者、世界中の消費者がこのワインに高い敬意を払っている証拠である。

パルメは今でも伝統的な製法でつくられている。うらやむばかりの成功の記録には数々の要因があげられる。パルメでのアサンブラージュ(ブドウのブレンド)は独特で、メルロの割合が非常に高い(47%)。これがポムロールのような豊かさや、しなやかさ、気前のよさ、肉づきのよさという特徴を生んでいるのは間違いない。ただし、あの引き込まれそうな芳香は、典型的なマルゴーのものである。パルメはマセレーションの期間、つまりブドウの果皮を果汁に浸しておく期間が最も長い(20日から28日間)。パルメのほとんどのヴィンテージに見出される豊かな色や卓越したエキス分、あふれんばかりのタンニンはこのためだ。最後に、パルメはその所有者がワインの濾過処理に頑として反対しているシャトーである。

パルメは1961年から1977年にかけて、常にマルゴー・アペラシオンの最上のワインをつくってきたが、1978年に復活したシャトー・マルゴーがいまやマルゴーの序列のトップに立ち、目下のところは2位に追いやられている。ただし、パルメの最近の出来栄えには、一級シャトーへの野望が現れている。1990年代後半に実施されたセラーの大幅な改造とセカンド・ワインの導入は、いずれもパルメからより偉大なワインを生み出す結果につながった。

パルメのワインのスタイルは、センセーショナルな芳香とブーケによって特徴づけられる。ブラインド・テイスティングで常に感じるのは、パルメの偉大なヴィンテージは、においだけでそれとわかる場合がしばしばだということ。偉大なポムロールの外向的な果実味豊かなブーケに、マルゴーの複雑さと個性をも備えている。舌触りはリッチで、時にしなやかさでみずみずしいが、深みのある果実味と凝縮感はいつも変わらない。

シャトー パルメ

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