アルマン ハイツ フォリ ソヴァージュ 2020
醸造:自社畑。ムルソー、ヴォルネイの自社畑のピノ ノワール とボージョレ ヴィラージュのプルジイ村のガメイをブレンド。30%除梗、8ヶ月樽熟成(新樽15%)。栽培・醸造に関してできるだけ介入せず野生のままにこだわる哲学を込めて ”Folie Sauvage (野生の狂気)”と名付けました。
チェリーやダークフルーツの華やかなアロマ。ジューシーで軽やかな酸とミネラルを備え、フィニッシュには甘さを感じます。
テイスティング コメント
紫がかったルビーレッド。香りはブラックチェリーやブルーベリー、スミレを思わせる華やかなアロマに新鮮なハーブやスパイスのニュアンスが混ざり合う。口に含むとジューシーでふくよか。凝縮感のある濃密な果実味ながらバランがよく、軽やかな酸とミネラルが爽やかな飲み心地を演出。柔らかなタンニンのたっぷりとした豊かな風味が魅力的。まるで搾りたて果実の様で、エキス分に溢れている。
合う料理 テリーヌ、シャルキュトリー、ローストポーク、焼き鳥(塩)、トマトソースのリゾットなど。
2023年2月試飲
ドメーヌ ハイツ ロシャルデ / アルマン ハイツ
ワイナリーの歴史を紐解くと1857年にまで遡り、フィロキセラ害によって売りに出ていた畑をジョルジュ ロシャルデが購入した事が全ての始まりです。1983年にジョルジュの孫娘ブリジットがクリスチャン・ハイツと結婚し、ハイツ ロシャルデの名でブドウ栽培を始めました。収穫したブドウは全てボーヌのメゾン ジョセフ ドルーアンに販売していましたが、ブリジットの息子アルマン ハイツが醸造学を学び、2012年から家族が所有する畑の一部区画でブドウ栽培を始めました。
その後、ドメーヌ ハイツ ロシャルデを設立し、2013年ヴィンテージを初めてリリースしました。テロワールを最大限に引き出すため、畑ではビオディナミを実践しています。糖と酸のバランスが最大限に取れたところで収穫し、ピノ ノワール、シャルドネ双方とも全房発酵を行います。これにより複雑性や凝縮感が増すと考えています。軽くプレスした後、ほぼ濁った果汁のまま澱と共に樽で約一年間熟成させます。毎年少しずつ畑を増やしながら意欲的にワイン造りを行っており、ブルゴーニュの未来を担う若手醸造家としてジャシス ロビンソンも注目している期待の新星ワイナリーです。