マイケル ポザーン ナパ 1847 カベルネ ソーヴィニヨン 2020
1847年、ネイサン クームスがナパ市街の開拓に着手した年にちなんで名付けられたワイン。ブドウはオークヴィル60%、ラザフォード40%。
醸造: フレンチオーク樽にて18ヶ月熟成
テイスティング コメント
紫がかった濃いルビー / ガーネット。香りは熟した赤や黒のベリー、クレームドカシス、プルーンなど凝縮したフルーツのアロマ。そしてブラックペッパーやシナモン、タバコ、チョコレートが続く。味わいは丸くなめらか。たっぷりとした濃厚な果実味で力強い印象も艶っぽく口当たりの良さが光る。生き生きとした酸とのバランス。リッチでクリーミーなタンニンがやさしく包み込む。ふくよかなボディをもち、何と言っても表情が豊か。ナパ カベルネの魅力を最大限に表現している。
合う料理 牛やラム肉のロースト、豚の角煮、BBQ,など、食後にチョコやクラッカー、ビスケットとともに。
2023年3月試飲
マイケル ポザーン ワイナリー
マイケル ポザーンは、ブドウ品種の個性を最大限に引き出すブレンドを行うことに大変長けています。長年ナパとソノマの生産者と友好的な関係を築いてきたため、カリストガにある自社畑のブドウに加え、毎年優れたブドウを選ぶことができるのです。高い品質と卓越した価値は、彼の手掛けるワインの大きな特徴です。マイケル ポザーン ワイナリーは現在、年間約10万ケースを生産し、様々なブランドを展開しています。
ワイナリーは1991年にマイケルとその妻メアリー アンによって設立されました。カリフォルニア出身のマイケルは、サンフランシスコ ベイエリアのバークレー ヒルズで育ちました。ヒールズバーグ近郊のドライ クリーク ヴァレーにある祖父の農場を訪れたマイケルは、早くからワインの世界に触れていました。ドライ クリーク ヴァレーにある祖父の農場の近くの道路には、今でもポザーン家の名前が残されています。
マイケルがワイン造りへの興味は、ワイナリーで販売員として働いていたときに始まりました。この間、収穫から瓶詰めまで、ワイン造りの全工程を見てきたマイケルは、ナパのワイナリーを訪れ、ワイン造りの基本を学びました。その後ワイン樽を手に入れ、自分のワインを瓶詰めすることを決意し、ワイン造りに深くのめり込んでいきました。こうして、ネゴシアン スタイルのワインメーカーとして、ワインのキャリアをスタートさせたのです。
マイケルのワインは、ナパ、ソノマ、そしてローダイのブドウで大半を造っています。2018年、マイケルはカリストガにある個性的なブドウ畑を取得しました。この畑はもともと1880年代にジンファンデルが植えられていましたが、2010年にカベルネ ソーヴィニヨンに植え替えられました。
ナパ、ソノマでワイン造りを行う家族経営ワイナリー
ワイナリー チームはマイケルと妻メアリー アン、息子のダンテ、そして弟のジョセフとその妻キンバリーです。マイケルは、コンサルティング ワインメーカーのモリー リピット氏とともにワイン造りの監督を続けています。モリーは、ハイディ バレット、フィリップ メルカ、マイク ハービー、ジュリアン ファイヤードといった伝説的なワインメーカーと仕事をした経験から、ワイン造りに深い見識を持っています。モリーは以前、フォルカー アイゼル ファミリー エステートのワインメーカー、ムーンツァイ ヴィンヤードのアソシエイト ワインメーカー、パラダイム ワイナリーのアシスタント ワインメーカーを務めていました。また、ダックホーン ヴィンヤード、レリック ワインセラーズ、タリスマン、ニュージーランドのホワイトヘーヴンヴィンヤードで働いた経験もあります。