ドメーヌ トプノ メルム ブルゴーニュ ピノ ノワール 2019
醸造: 手摘みで収穫し丁寧に選果。18~23日にわたる低温マセレーション後アルコール発酵。1~3年樽で14~16ヶ月熟成。
若いヴィンテージではパープルがかり、熟成につれルビーやオレンジへと変わります。赤い果実のアロマに溢れ、しなやかなボディと心地よいタンニンで美しくバランスの良い仕上がりです。
テイスティング コメント
濃いルビー / ガーネット。香りはラズベリー、レッドチェリー、赤い果実のアロマにシナモンやスパイシーなハーブ、下草、僅かに土っぽさ。口に含むとフレッシュで凝縮感に溢れており果実の力強いアタックが印象的。じんわり広がる旨みがあり、上品な酸味と繊細なタンニンが果実味を包み込む。持続性のあるアフター、果実のフレーヴァーが広がり円やかでコクのある味わいが楽しめる。
合う料理 牛フィレ肉のグリル、鴨肉のロースト、ジビエ、すき焼きなど。
2023年6月試飲
ドメーヌ トプノ メルム
18世紀からブドウを栽培する家系で育ったジャン トプノとドゥニーズ メルム が、1963年の結婚を機にドメーヌを開始しました。双方の先祖から所有する樹齢60年 の古樹を含め、ニュイとボーヌに13ヘクタールの畑を所有しています。テロワールを重視し、複雑でピュアな味わいを追求。ワインの真髄であるフィネスとエレガンスを映し出す果実の凝縮度はすべて畑仕事からという理念で、すべてにおいて丁寧な作業を行います。2001年からオーガニック栽培を行い、今では7世代目の兄妹(兄 ロマン、妹 ヴィルジニー)もチームに加わり、家族代々ブドウ栽培の歴史を引き継いでいます。
アンリ ペロ ミノとは母方のいとこ同志で、1972年頃に複数の畑を分割して相続しました。ドメーヌも斜向かいにあります。グラン クリュのシャルム シャンベルタンとマゾワイエール シャンベルタンを別々に造り始めたのは2000年から。キャラクターが全く異なり、マゾワイエールの樹齢は60~70年で小さい粒をつけるため、タイトで複雑性のあるワインを生み出します。シャルムは樹齢40~45年、赤いフルーツのニュアンスが強く、チャーミングで柔らかなスタイルです。またクロ デ ランブレーも所有していますが、年間約200本と生産量が非常に少ないいため入手が困難なワインです。