ドメーヌ ルイ レミー ジュヴレ シャンベルタン レ スヴレ 2018
テイスティング コメント
紫がかったルビー / ガーネットの色調。香りはラズベリーやブラックベリー、ブラックチェリーのコンポート、バラのアロマにシナモン、ほのかなロースト香。次第に甘草やなめし革、動物的なニュアンスなど熟成香も現れる。口に含むとスムーズで凝縮度がありながらも洗練された果実味がある。酸味は穏やかで、こなれたタンニンが溶け合い力強さと繊細さの融合、独特な旨みがゆったり広がっていく。クラシカルなスタイル。滋味深い味わいで余韻も長め。
合う料理 ジビエ、牛フィレや仔羊、鴨肉のロースト、シチューなど。
2023年11月試飲
ドメーヌ ルイ レミー
ドメーヌ ルイ レミーの歴史は古く1820年まで遡ることが出来、現在は6代目となるシャンタル レミー氏が取り仕切っています。彼女は1982年に他界したルイ レミーの娘で、醸造学を修め、1988年から栽培、醸造、営業のすべてにおいて自身で行っているという活動家です。1989年には所有する畑のほとんどをドメーヌ・ルロワに売却しましたが、残った選りすぐりの区画から、その確かな品質で名声を勝ち取っています。
ルイ レミーのワインは、クラシカルなスタイルで押し付けがましさのない自然なバランスがとれていて、エレガントな味わいを生むピノ ノワールの特性をうまく引き出しています。抽出はあまりせず、全てのアペラシオンで新樽比率が3分の1程度と低く、2年間の樽熟成をさせ、無清澄、無濾過で瓶詰めされます。
そして特筆すべき点として、「ピノ ノワールは熟成されてから飲んでほしい」という考えから、毎年のリリースのうちの約1/3は、彼女が飲み頃と判断したころに価格表に載せるというこだわりをもっています。
偉大なるグラン クリュの畑を3つ所有する名家
モレ サン ドニの単独所有畑 クロ デ ロジエ
クロ ド ラ ロッシュ グラン クリュ
ラトリシエール シャンベルタン グラン クリュ
シャンベルタン グラン クリュ
2009年産より彼女の名前(シャンタル レミー)を冠したワインがリリースされています。
ドメーヌ シャンタル レミー