エウダルド・マッサナ・ノヤ ファミリア・ブルット・ナトゥレ NV
ビオディナミ農法を実践するオーガニック自社畑のぶどうのみ使用。瓶内熟成期間は18~24ヶ月。
テイスティング・コメント
輝きのあるペールイエロー。白桃、リンゴ、洋梨の香りに、柑橘類、花梨、フェンネル、シナモンのアロマ。そしてイーストのような香ばしさと生クリーム、チョーク、ミネラルのニュアンスが混ざり合う。甘さを抑え、洗練されており非常に綺麗な印象。口に含むとフレッシュかつ繊細で、力強いアタック。ミネラル感がありキレの良さを身上としながらも程よくグリップが効いている。成熟度と新鮮さが絶妙のハーモニー。さっぱりとした味わいの中、旨みがありフィネス、気品すら覚える。スムーズで清々しいアフター。ドライな喉越しに、微かなスパイシーさとほろ苦さがアクセント。合わせるお料理は、生ハム、海老のグリル、レモンを搾った魚のフライ、ムニエル、白身魚・鶏ささみのソテー、和食など。
2020年5月試飲
エウダルド・マッサナ・ノヤ
エウダルド・マッサナ・ノヤは、アルト・ペネデス地方にあるマセット・デル・ジェオーぶどう園を所有。1600年からこの地(サン・パウ・ドルダル)に住み始め、当時からぶどう栽培を行っていたそうです。そして、近くの修道院にワインを献上していました。ワイナリーとしての出発点は1777年。それから1917年に新しいぶどうの栽培とカバ造りを始め、現在に至るまで代々伝統を重んじた製法で良質なカバやスティルワインの生産を行っています。現在は9代目となるエウダルド氏がこのワイナリーを営んでいます。
フィロソフィー「最善をつくすこと」
エウダルド・マッサナ・ノヤのフィロソフィーは、「最善をつくすこと」。ワインを通して、お客様へすばらしい味わい、すばらしい香り、エレガントな口当たり、感動を与えることです。これは代々エウダルド・マッサナ・ノヤに引き継がれてきたもので、9代目の現オーナーである、エウダルド・マッサナ・ノヤにも引き継がれています。さらにエウダルド・マッサナ・ノヤ氏は次のようにも語っています。
『私たちのワイン造りにとって最も重要な要素は、ぶどう畑での仕事です。『ビオディナミ農法』にのっとり、月のリズムに合わせて農作業をすることです。また、自分たちのぶどう畑、ぶどう品種、その生産性等、ぶどう畑に関するすべてのことを知り尽くし、ワイン造りをすることも重要です。』
オーナー兼醸造家エウダルド・マッサナ・ノヤ氏から日本の皆様へ
『私たちの畑、ボデガはすべてエコロジーなものです。環境に配慮し、人工的なものは使わず、質の高いカバやワインを造りたいと考えております。そのために私たちは、遺伝子組み換え商品や化学合成物質などは一切使いません。また、植物と大地のすばらしい関係を築くよう、生物動力学的に言い換えますと、月の暦に基づいてぶどう畑での農業を営んでおります。皆様、地球の環境維持のために、オーガニックワインをたくさんお飲みください。』