ドメーヌ・デ・ペルドリ エシェゾー デュ・ドゥシュ グラン・クリュ 2016
1922年に植樹。コート・ド・ニュイの中では、クロ・ド・ヴージョに次ぐ広さを誇るエシェゾー。本来のエシェゾーはエシェゾー・デュ・ドゥシュのリューディのみとされていましたが、1937年のAOC制定時に11のリューディが統合されすべてエシェゾーと名乗れるようになりました。しかし今でも、エシェゾーの中で最も素晴らしいリューディとして認識されています。なお、ペルドリが所有するエシェゾー・デュ・ドゥシュの区画はDRCが所有する区画の隣に位置します。
80%除梗し4~6日間低温浸漬。野生酵母のみを使い15日間発酵。アリエ産、ヴォージュ産のフレンチオークバリックにて18ヶ月熟成。(新樽率100%)
光沢感のある深いガーネットの外観。非常に芳醇な黒色果実の香りやチョコレート、メントールなどの香り。口中では絹のような質感のなめらかなタンニンが広がり、目の詰まった厚みのある果実味とスパイス感が口いっぱいに感じられます。澄んだミネラル感や綺麗な酸味がバランスを整え、全体的な完成度が非常に高く、グラン・クリュに相応しい味わいです。
インポーター資料より
ドメーヌ・デ・ペルドリ
ドメーヌ・デ・ペルドリはブルゴーニュ地方、ニュイ・サン・ジョルジュ村に位置する生産者。アントナン・ロデの社長を努めていたベルトラン・ドゥヴィラール氏が1996年にベルナール・ミュニュレから畑を購入し設立しました。醸造家には、ジャック・プリウールなどを手がけ、フランスのワイン誌「ラ・ルヴュ・デュ・ヴァン・ド・フランス」にて女性初の最優秀醸造家に輝くなど高い名声を誇る醸造家ナディーヌ・ギュブランを採用し様々なワイン誌、評論家から絶賛され瞬く間に有名ドメーヌの仲間入りを果たしました。現在はロベール・ヴェルニゾーが醸造を担当。彼もフランスの農業大臣から農事功労章を送られるなど高い評価を得る醸造家です。
現在ベルトラン氏はアントナン・ロデの社長を退き、ドメーヌ経営のみに注力し、ドメーヌ・ペルドリの他、メルキュレに有るシャトー・ド・シャミレなど5つのドメーヌを運営しています。
エシェゾーはDRCに匹敵、もしくはそれ以上と高評価!
辛口ワイン評価誌『ル・クラスマン』で「2001年のエシェゾーがD.R.C.の造るエシェゾーに匹敵する」との評論を獲得しました。所有畑はニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ“オー・ペルドリ”や、グラン・クリュのエシェゾーの中でも最高の位置を所有。他、ジュヴレ・シャンベルタン・プルミエ・クリュ“ペリエール”、ヴォーヌ・ロマネ、ニュイ・サン・ジョルジュ、ニュイ・サン・ジョルジュ・プルミエ・クリュ“テール・ブランシュ”、ブルゴーニュ ピノ・ノワール、など7アペラシオン18区画12haを所有しています。その12ha全ての畑がコート・ド・ニュイに位置し、そのうち約6ha、50%がプルミエ・クリュとグラン・クリュに格付けされているというコート・ド・ニュイ地区の中でも恵まれたテロワールを所有する名門です。
全体の平均樹齢は35年。栽培はリュット・レゾネを実践し、最大13000本/haと非常に高い密植率の畑で細やかな収量制限や手作業での収穫など丁寧な畑仕事を行います。また収穫後も、2度に渡る選果を行い完璧な果実のみが醸造に回されます。そのテロワールの上質さと精密で厳格なワイン造りの哲学で、今日、ブルゴーニュを代表する偉大な生産者の一つとしてその名を知られています。