ジャン ペリエ エ フィス サヴォワ アプルモン キュヴェ ガストロノミー 2021
過去3回「ワイン スペクテーター」でベスト100に選出!
ジャケールはサヴォワの典型的な葡萄品種で、心地よいミネラルと果実味が感じられます。レ マルシュ、サン バルドフ、そしてアプルモンの村の葡萄を使用。土壌は粘土石灰質で、手摘み収穫。ニューマティックプレスで圧搾し、20度に温度管理したタンクでデブルバージュします。3週間発酵させます。熟成はステンレスタンクで2ヶ月行います。生き生きとして、ミネラルやレモンの味わいがします。魚介料理全般に合いますが、特にサヴォワの伝統料理である鱒のクール ブイヨン煮に合います。
評価
2020VT ワイン スペクテーター 2021.10.15: 92点獲得
テイスティング コメント
淡いレモンイエロー。アロマは繊細でフローラル。サンザシやユリ、白い花のアロマに白桃、洋梨、レモン、石灰的なミネラルのノート。味わいはフレッシュで活気のある酸味が特徴でリンゴや洋梨、レモンを思わせる。まっすぐで、たっぷりとしたミネラルを含む。僅かな塩味が余韻を引き締め、すっきりとしたフィニッシュ。
合う料理 サラダ類、シーフード、和食、チーズフォンデュ、ラクレットなど。
2022年7月試飲(2020年ヴィンテージ)
ジャン ペリエ エ フィス
「ワイン スペクテーターTOP100」に選出されるサヴォワの実力派生産者
1853年 カセラン ペリエ(Catherin Perrier:1820年生まれ)は、サンタンドレ レ マルシェにセラーを購入しモン グラニエの山の麓で葡萄栽培を始めました。その後、引き継いだ息子のクロード=エミリー ペリエ(Claude-Emilie Perrier)は新たにセラーを購入し、フィロキセラ禍で失われた葡萄畑を再開しました。葡萄栽培者であり営業でもあった彼は、造ったワインを騾馬にひかせてカフェの店主たちへと売り歩いきました。
1920年 クロード=エミリーの息子、ジャン ペリエ(Jean Perrier)が引き継ぐと、葡萄畑とセラーを拡張し、その後ジャンの息子、ジャン=ヴィクトール ペリエ(Jean-Victor Perrier)時代には、サヴォワで最初にボトル売りをするワイン生産者となりました。
1964年 ジャン=ヴィクトールの息子であり、現オーナーのジルベール ペリエ(Gilbert Perrier)が引き継ぐと、ボトリングラインに投資を行い、1時間あたり2,000本のワインがボトリング可能となり生産量を増やすことに成功。その後もワイナリーに意欲的と投資を行い現在は1時間あたり6,000本ボトリング可能な設備を所有しています。
現在は、ジルベールの息子3人、フィリップ(Philippe)、クリストフ(Christoph)、ジレ(Gilles)が中心となってワイン造りをしています。
評価: ヒュー ジョンソン「ポケット ワイン ブック 2019」で、アビム、アプルモンの試すべき生産者として掲載されています。