クウォーツ リーフ ピノ ノワール 2019
醸造: オーガニックとバイオダイナミックの認定を受けた畑のぶどうを使用しています。7日の低温マセレーションを経て天然酵母が活動を開始。最高約12日毎日丁寧に攪拌。フレンチオーク(新樽28%)で12ヶ月の熟成期間中に自然にマロラクティック発酵が発生。
テイスティング コメント
紫がかったルビーレッド。芳香性が豊かで、チェリーやベリー、プラム、スミレ、赤いバラを思わせる魅力的なアロマ。そしてクローブ、シナモン、ハーブの香り。次いでマッシュルームやレモンティー、ほのかな土っぽさ。味わいはなめらかでジューシー。僅かに残糖を感じる充実した果実味が伸びやか。調和のとれた穏やかな酸味、タンニンは繊細で綺麗に溶け込んでおりベルベットのような質感を与える。開放的で、品種の個性を最大限に表現し、優雅さと親しみやすさが見事に共存している。アルコール感も申し分なく余韻も長め。
合う料理 仔羊・鴨肉のロースト、牛肉のたたき、豚肉となすのトマト煮込み、治部煮など。
2022年11月試飲
クウォーツ リーフ
クウォーツ リーフは、セントラル オタゴのサブリージョンであるベンディゴに、ニュージーランド ワイン メーカー オブ ザ イヤーの栄誉に2度も輝いたルディ バウアー氏が1996年に設立したワイナリーです。ブドウ畑の下に広がるニュージーランド最大の石英地層(クウォーツ リーフ)をワイナリー名に冠し、1862年当時、金の採掘で有名だったこの地をワインの銘醸地に引き上げました。所有する30ヘクタールの畑はバイオグロによりオーガニック認定を、さらにデメテールによりバイオダイナミック認定を受けています。
妥協なきビオディナミスト
クウォーツ リーフの農業哲学は、バイオダイナミクスと呼ばれるルドルフ シュタイナーによって最初に開発された有機農業の方法に基づいています。バイオダイナミックなブドウ栽培とは、土壌とブドウの健康を維持し豊かにすることであり、宇宙のリズムとそれらが天候、土壌、植物、動物の生命に与える影響を認識することです。
化学スプレーや肥料の使用をなくすだけでなく、土壌とブドウの木の健康を促進すること。その見返りとして、最小限の介入で、季節、場所、テロワールを真に表現した高品質のワインを造ることができます。
季節ごとに土壌から栄養素やミネラルを枯渇させ、収穫した作物の見返りに土地を補充する必要があることを理解しています. これを可能にするために、堆肥、ハーブティー、液体肥料を作り、ブドウの木と土壌に適用します。バイオダイナミクスとは、ぶどう畑全体を生きたシステムとして扱う農法です。持続可能で自然なアプローチにより、クウォーツ リーフでは厳格に管理されています。