ドメーヌ ゴベン フレール ミュスカデ セーヴル エ メーヌ シュール リー "ドメーヌ ドゥ ランジェリエ" 2021
醸造: 収穫後、厳格な選別。プヌマティック プレサージュ(空気圧式圧搾機)にて圧搾、ステンレスタンクにて低温にて発酵。同容器内シュール リーにて熟成8ヶ月間。
生産者コメント
魚介類などのサラダや前菜、フルーツに合わせるのはもちろん、食前酒としても最適であり、食事には欠かせないといえる程のワインです。力強い花の香り。口内でもしっかりとした花の香りが長く感じられ、綺麗な酸と果実味が広がる。フレッシュな味わいが楽しめます。
テイスティングコメント
グリーンがかった淡いストローイエロー。青リンゴやレモン、メロンの香りと白い花のフローラル ノート。そして塩味のあるミネラルのニュアンス。口に含むと爽やかで、舌上に僅かに気泡を感じるクリスピーな飲み口。透明感のある瑞々しい果実味が印象的で、キレの良い酸とミネラルが味わいの均衡を保っている。心地よい緊張感、さっぱりとしたフィニッシュ。塩味を伴うエレガントな余韻をもつ。
合う料理 蒸した野菜の塩・マヨネーズ和え、白身魚の塩焼き、鯛のカルパッチョ、寿司、天ぷらなど。
2023年8月試飲
ドメーヌ ゴベン フレール
「愛情を込め、真面目に丁寧な仕事を貫く事」をモットーとする、1904年から続くロワールの生産者です。ナントより南東に約20キロのメズドン シュール セーヴルに畑を所有し、土壌は主に片麻岩、花崗岩、斑糲岩の3つに分かれており、畑のテロワールを最大限表現するため、測候所などの協力を得てリュット レゾネにて栽培を行っています。
古い畑では樹齢60 - 110年のものから、最近買い足した樹齢8年の葡萄が植わる15haの畑等、大まかに分けて3ヶ所、合計約60haもの畑を所有しています。
現在は4代目クリストフとセドリック兄弟が栽培から醸造まで、ワイン造りに関わり、ほぼ全ての作業を行っています。それだけに、畑仕事に掛かる手間は想像以上で、通常、冬の期間だけ行う剪定作業は、収穫直後の10月から始め、翌年の3月までかかります。2010年に新設した醸造所にて、最新の設備を使い醸造を行っています。ムロン ド ブルゴーニュの繊細な香りやミネラルなどを最大限表現するため、プレスは空気式圧搾機で、雑味のない優しい抽出。醸造は全て、温度管理可能なステンレスタンクで行い、発酵は低温でゆっくりと行っています。数々の工夫や、手間暇惜しまない労力を注ぎ込んだゴベンのワインは、各種コンクールでは毎年上位に入賞するなど、品質には非常に定評があります。
中でも、ゴベンが高く評価されているのが、パリ農業コンクール
パリ農業コンクールとはフランス農水省主催のコンクールで、130年以上の歴史を持ちます。出品されるサンプルは、審査員が直接ワイナリーへ足を運び、生産者の哲学などを聞いた上で、コンクールに出品するに値すると判断された物だけサンプルとして提出を認められます。さらにその中から、毎年1万点以上出品されるワインを、全てブラインドでテイスティングし、金賞に選ばれるのは僅か8%という、非常に厳しいコンクールです。
ゴべン フレールのワインは、国内ワインショップやレストランはもちろん、ホテルやスーパーマーケットなどで幅広く扱われ、またヨーロッパのみならず、アメリカ、アジアにも輸出を行っており、更にはノルマンディーで、ゴベン専門の小売店も出店しております。