ドメーヌ ペルノ ベリカール ブルゴーニュ コート ドール シャルドネ 2022
ピュリニー村に位置する畑から造られるワンランク上のブルゴーニュ シャルドネ。伸びのある綺麗な果実味としっかりとした酸のバランスが素晴らしい白ワインです。
醗酵: オーク樽
熟成: オーク樽熟成 11カ月(600L、新樽比率10%)
テイスティング コメント
淡いレモンイエロー、僅かにグリーンのトーン。香りはレモン、青リンゴ、白い花のアロマにカルダモン、繊細なスパイスのノート。加えてナッツやトースト、火打石、スモーキーな香り。味わいはフレッシュでなめらか。伸びのある綺麗な果実味と小気味よい酸味がバランスよく、旨みがじんわり広がっていく。やさしい口当たりでエレガント。メリハリがある酸の余韻が印象的で、フィニッシュのキレが良い。ワンランク上のACブル!
合う料理 豚・鶏肉のソテー、帆立のカルパッチョ、寿司、ゴルゴンゾーラのリゾットなど。
2024年5月試飲
ドメーヌ ペルノ ベリカール
オーナー兼醸造家のフィリップ ペルノ氏は、ピュリニーの銘醸ドメーヌ、ポール ペルノのオーナーの孫(長男の息子)です。フィリップ ペルノ氏の奥さんの実家から土地を引き継ぎ、ドメーヌ ペルノ ベリカールとして2008年に自社詰めを始めました。ファースト ヴィンテージは2009で、5haの畑を所有。白ワインのみを生産しています。既にイギリスやドイツなど、国際的に高い注目を集め始めている、期待の新世代です。
ピュリニーを代表する造り手ポール ペルノ氏の孫
ピュリニー モンラッシェを代表する銘醸蔵「ポール ペルノ」のオーナー、ポール ペルノ氏の孫にあたるフィリップ ペルノ氏。栽培・醸造学を学び、ドメーヌの手伝いをしていましたが2008年から全てを任されるようになりました。ワイン造りには、テロワールやヴィンテージの特徴を最大限に表現することを心掛けています。
全てはオーク樽醗酵・オーク樽熟成
ペルノ ベリカールの信念は「ピュリニー モンラッシェの持ち得るポテンシャルを、最大限に表現する」こと。そのために「全てのワインを、オーク樽醗酵・オーク樽熟成」させるというユニークな手法を取り入れています。ステンレス醗酵は気密性が高く、フレッシュな白ワインを造るには良いものの、より複雑味のある深い味わいを表現するためにはオーク樽が不可欠とフィリップ氏は考えています。ワインを呼吸させ、より長い時間オリとの接触を図る。そのために醗酵から熟成まで同じ樽でやることもあります。非常に手間がかかりますが、全ては若いフィリップ氏の情熱があってこそ。そうして造られた彼のワインは、「ピュアでミネラリック、複雑で上品」と高い評価を獲得しています。
栽培はリュット レゾネを実践
本来のテロワールが持っているものをより表現する為に、人為的な介入を極力避け、ブドウの持つ本来の力とバランスをワインとして表現する事が重要と考えているフィリップ氏。雑草の処理は鋤きこみで対応し、醸造面では過度なバトナージュを行わないなど、出来るだけ自然な味わいを目指しています。