ラ フォルジュ ド タール モレ サン ドニ プルミエ クリュ 2019
醸造: ミクロ クリマ別に収穫・選果し、それぞれ別に仕込む。アルコール発酵後、新樽に移し10ヶ月熟成させ、その後地下のセラーでさらに樽熟、そして瓶詰め後、気温13度、湿度75%に保たれた最も地下深いセラーにて保管。樹齢が25年以下のブドウを使用したクロ ド タールのセカンドワイン。
テイスティング コメント
紫がかったルビーレッド。香りはラズベリー、赤スグリ、オレンジピールのアロマにバラの花弁、ポプリ、スパイスのニュアンスが混ざり合う。そして軽いロースト香。茶葉、白檀、下草の香りが続く。口に含むとフレッシュで凝縮した果実味がありしなやかなタンニン、しっかりとしたストラクチャーが感じられる。現時点で少し若さがあるが、新鮮味に溢れており程よいボリュームと心地よい張り、味わいに深みがある。クロ ド タールに通ずる堅固さと官能的な丸み、柔らかく洗練されている。エレガントで引き締まったフィニッシュ。
合う料理 ジビエ、牛リブロース、仔牛の蒸し煮やソース煮、北京ダック オイスターソースなど。
2023年11月試飲
クロ ド タール
クロ ド タールは1141年に修道女により設立されました。1791年にマレ モンジュ家に、その後モメサン家(マコネ)に渡り、2018年から実業家フランソワ ピノー率いるアルテミス ドメーヌとして、フレデリック アンジェラCEOがその手腕を発揮しています。コート ド ニュイのモレ サン ドニ村に位置する7.53haの単一畑で今まで一度も分割された事がなく、一社が所有するブルゴーニュのグラン クリュでとしては最も大きい畑です。土壌はかなり均一な粘土石灰質ですが、石灰質の違いによって6つのミクロ クリマに分け、それらを別々に収穫しています。平均樹齢は60年で古いものは100年を越えます。
ラ フォルジュ ド タール モレ サン ドニ プルミエ クリュ
2006年から樹齢25年未満の樹を中心に、セカンドラベルの「モレ サン ドニ プルミエ クリュ ラ フォルジュ ド タール」をリリース。セカンドとはいえ造りはグラン クリュとまったく同じであり、ワインのキャラクターもクロ ド タールとよく似ています。肉厚で快活な味わい、濃厚で官能的なタンニンと滑らかでしっかりとしたストラクチャーが感じられます。柔らかい骨格で若いうちから楽しめるスタイルです。
