テール デトワール グラン クリュ ロサケ 2020
地元ユナウィールのグラン クリュ「ロサケ」より、リースリング100%。泥土石灰質土壌。平均樹齢30年。収量は約45hl/ha。フードルで醸造。辛口。「テール デトワール」の最上位作品です。
★由佳さんオススメお料理: クリーム系ソースやマスタード系ソースを使った魚、鶏、豚、兎、子牛などの料理、鍋料理(ポン酢、柚子、ゴマだれetc)。
テイスティング コメント
淡いイエローの色調。レモンやグレープフルーツなどの柑橘類にアプリコット、アカシアのアロマが広がり、オレガノやホワイトペッパー、スパイスのニュアンスが続く。さらに石、ほのかな蜂蜜の香りが現われる。口に含むとフレッシュでしなやかな酸味、ミネラル感のあるしっかりとした構造。力強さと緻密さを感じさせる洗練されたスタイルで、味わいはドライ感、バランスよくまとまっている。旨みがあり、キレの良いフィニッシュ。後にはエキゾチックなフレーヴァーが持続。余韻は長く優雅。
2024年5月試飲
テール デトワール
コルマールより北に10km、ユナウィール村に1930年頃創業したドメーヌで、1995年に3代目となるマルクとクリストフの従兄弟コンビが継承しました。早1998年にはビオロジック栽培を開始し、翌1999年よりビオディナミに転換、2013年に「demeter」の認証を取得しています。
2002年、赤坂のフランス料理店でスー シェフを務めていた由佳さんがクリストフと結婚。以降、マダムとしてドメーヌを切り盛りしながら、アルザスと日本の懸け橋として活躍しています。
「ビオディナミにしてから、鹿やイノシシが畑に入ってくるようになりました。それと、畑に野生のチューリップが咲いたり、野いちごが実るようになったんですよ」。
「アルザスはぶどう品種のバラエティが豊かで、和食はもちろん、多種多様なお料理に合わせることができます。そのマリアージュの楽しさ、そして美味しさを、ひとりでも多くの方に知っていただければと思います」(由佳 ミットナット)。
2019年8月、従兄弟は別々の道を歩むことになり、クリストフと由佳さん夫妻によって、新ドメーヌ「テール デトワール(「星々きらめく土地」)が設立されました。仲良く半分ずつに分けられた畑より、惑星をイメージした新ラベルにて、新生ミットナットが始動します。(尚「キュヴェ ギョタク」のラベルデザイン及び生産・販売権は、「テール デトワール」のみに承継されております)。