テール デトワール クレマン ダリザス キュヴェ キラク
自家醸造のクレマン。地元ユナウィールとリボーヴィレの畑。粘土石灰質土壌。平均樹齢25年。収穫量は約60hl/ha。ステンレスタンクで醸造。シャンパーニュ方式。常に単一のヴィンテージで造られ、2年間以上ビン熟成。ドザージュは約5g/l。白桃、りんご、洋ナシを思わせる香り。きめ細かい泡が口の中ではじけます。すっきりした辛口でありながら、完熟された葡萄のほのかな甘みとまろやかさを堪能できます。
★由佳さんオススメお料理: 食前酒、食後酒として。赤い果実のサラダ(苺、フランボワーズ)。シャーベットなどに注いで素敵なデザートに。
<バックラベルのコメント>「キュヴェ名のKIRAKUには、私たちの2つの願いを込めました。1つは、ワインを難しく考え過ぎずに、“気楽”に楽しんで頂きたいという願い。もう1つは“喜楽”-お祝い事や記念日に、大切な方々と喜びを分かち合いながら、皆様で楽しんで頂きたいという願いです。世界が喜びと楽しさに満ちあふれたものになりますように。由佳&クリスフトフ ミットナット」。
テイスティング コメント
輝きのあるペールイエローの色調。香りはリンゴや洋梨、白桃などのフルーティーなアロマと白い花、ほのかなナッツ、イーストのニュアンス。口に含むとフレッシュで繊細な発泡、非常にジューシーな果実味で、キレのある酸味が味わいの輪郭を形成する。上品でありながら親しみやすくピュア。果実由来の甘さを感じながらドライ感があり、すっきりとしたフィニッシュ。余韻に果実のフレーヴァー、バランスよく仕上がっている。
2024年5月試飲
テール デトワール
コルマールより北に10km、ユナウィール村に1930年頃創業したドメーヌで、1995年に3代目となるマルクとクリストフの従兄弟コンビが継承しました。早1998年にはビオロジック栽培を開始し、翌1999年よりビオディナミに転換、2013年に「demeter」の認証を取得しています。
2002年、赤坂のフランス料理店でスー シェフを務めていた由佳さんがクリストフと結婚。以降、マダムとしてドメーヌを切り盛りしながら、アルザスと日本の懸け橋として活躍しています。
「ビオディナミにしてから、鹿やイノシシが畑に入ってくるようになりました。それと、畑に野生のチューリップが咲いたり、野いちごが実るようになったんですよ」。
「アルザスはぶどう品種のバラエティが豊かで、和食はもちろん、多種多様なお料理に合わせることができます。そのマリアージュの楽しさ、そして美味しさを、ひとりでも多くの方に知っていただければと思います」(由佳 ミットナット)。
2019年8月、従兄弟は別々の道を歩むことになり、クリストフと由佳さん夫妻によって、新ドメーヌ「テール デトワール(「星々きらめく土地」)が設立されました。仲良く半分ずつに分けられた畑より、惑星をイメージした新ラベルにて、新生ミットナットが始動します。(尚「キュヴェ ギョタク」のラベルデザイン及び生産・販売権は、「テール デトワール」のみに承継されております)。