ドメーヌ ド ベレーヌ サヴィニー レ ボーヌ ヴィエイユ ヴィーニュ 2021
平均樹齢65年、異なるテロワールを持つLes Planchots(1960年植樹), Aux Champs Pruniers(1930年植樹), Les Vermots(1950年植樹)3区画による。600L樽デュミ ミュイで熟成。新樽率30%。
テイスティング コメント
深みのあるチェリーレッドの色調。香りは熟したチェリーやラズベリー、スミレのアロマが広がりオレンジピール、シナモン、クローブなどのスパイスのノートがアクセント。加えて下草や土、軽いトーストの香りが複雑な印象を醸し出している。口に含むとエレガントでバランスが取れており、まろやかな質感。ぎゅっと凝縮した味わいながら優しく、たっぷりとした果実味が魅力。純粋で、程よいボリュームとコクが備わっており余韻は少し甘やか。
合う料理 フォワグラ、ローストチキン、赤身肉、肉じゃが、キノコ料理など。
2024年6月試飲
ドメーヌ ド ベレーヌ / メゾン ロッシュ ド ベレーヌ
1996年にネゴシアン「メゾン ニコラ ポテル」を創立し、ヴィニュロン目線の新世代ネゴシアンとして一躍脚光を浴びるも2009年に当時の親会社、コタン フレール社と決別。自らの名前を冠した会社を去ったニコラ ポテルは現在ボーヌ市内に入手した16世紀建立の古いセラーを改築し、そこを拠点に自社畑のブドウを用いた「ドメーヌ ド ベレーヌ」とネゴシアン部門「メゾン ロッシュ ド ベレーヌ」を運営。ベレーヌとはガリアの太陽神Belenosベレノスに由来しており、ボーヌ市の古い呼称。ドメーヌ ド ベレーヌでは少量生産でコート ド ボーヌ中心の畑から醸造までビオの考えを貫き、妥協なき造りによる理想のワインを探求しています。
ワインは補糖、補酸を行わず、ヴィエイユ ヴィーニュを大事にしています。ぶどう果皮など由来で赤ワインに含まれる光に敏感な抗酸化物質、トランス型レスベラトロールの変質を防ぐため、2008年から醸造過程で人工照明を使用せずステンレスタンクは日光から遮断しています。環境に考慮した軽量瓶を使用し、蝋キャップにて封印。樹齢や畑の方角、収穫日など可能な限りの詳細なデータがラベル上にて確認できます。
MAISON ROCHE DE BELLENE
持ち前の人柄と父譲りの幅広い人脈を活かし、従来のメゾン ニコラ ポテル時代よりブドウの供給を受けていた栽培農家との関係を引き継いでいます。買い付ける葡萄は古木にこだわり、テロワールを反映した自然でピュアなワイン造りを実践しています。
COLLECTION BELLENUM
コレクション ベレナムはオールド ヴィンテージ セレクションです。ニコラ自らが生産者を訪ね、選び抜いた古酒。レアなグレート ヴィンテージや見落としやすい掘り出しもの的なヴィンテージもセレクションされており、熟成を経たワインの醍醐味を楽しんでいただけるでしょう。