ミシェル グバール エ フィス ブルゴーニュ コート シャロネーズ ヴィエイユ ヴィーニュ ルージュ 2022
コート シャロネーズの、サン デゼール村のモン タヴリルの斜面からのワインです。畑は、粘土石灰岩土壌で、南向きです。収穫は手摘みと機械摘みの両方で行います。伝統的な方法で発酵、12日間温度管理のもと醸しを行います。発酵後、オーク樽(新樽15%)で熟成させます。
テイスティング コメント
鮮やかなルビーレッドの色調。ストロベリーやブルーベリー、チェリーなどのフルーティーなアロマとバラの花弁を思わせるフローラル ノート。そしてスパイス、コケ、下草のニュアンス。口に含むとフレッシュで生き生きとした果実感。しなやかで丸みのある酸味、タンニンとのバランスがよく伸びやかに広がっていく。非常に華やかな香味の広がり。ピノ ノワールの魅力を余すことなく引き出し、余韻も優雅。チャーミングな味わいが魅力。
合う料理 鴨肉のロースト、鰹・マグロのタタキ、牛肉とポルチーニのリゾット、治部煮など。
2024年4月試飲
ドメーヌ グバール (ミシェル グバール エ フィス)
「コート シャロネーズA.O.C.の立役者」
コート シャロネーズ地区に位置するサン デゼール村を拠点とし17世紀から続く家族経営のドメーヌです。1962年にドメーヌを引き継いだミシェル グバールはこれまで行っていた複合農業からワイン造りに専念することを決めました。1981年にサン デゼール村の村長を務め、また1990年にブルゴーニュ コート シャロネーズのA.O.C.に認可されるために尽力しました。
「ワイン造りは、父から息子へ」
現在はミシェルの二人の息子が後を継ぎ、長男のピエール フランソワがセラーを、弟のヴァンサンが畑の管理を担当しています。自社畑は38haを所有し、コート シャロネーズ、ジヴリ、そしてジヴリ プルミエ クリュ等を生産しています。葡萄品種は、ピノ ノワールとシャルドネ、少しのアリゴテです。
自然環境に配慮したワイン造り
葡萄栽培はリュット レゾネで、化学肥料、除草剤、殺虫剤は一切使用しません。また、樹齢2年以下の若い葡萄には動物の糞や葡萄の枝などオーガニックな肥料を与えます。また、環境に配慮し、自然の生物多様性に重点を置いた農業に対してフランス農水省が認定するHVE(Haute Valeur Environnementale)のレベル3を取得しています。ワイン造りにおいては、出来る限り人的介入をせず、その土地の特徴、個性を反映したワイン造りを目指しています。
ロゴを一新して「ドメーヌ グバール」としてリリース
近年ではラベルデザインをリニューアルし、現在は「ドメーヌ グバール(Domaine Goubard)」と表記してリリースしています。しかし、コート シャロネーズ ヴィエイユ ヴィーニュはグバール家が初めて自家元詰めを行ったワインであり、ドメーヌの伝統を残したいとの意図から、「ミシェル グバール エ フィス(Michel Goubard et Fils)」と表記しています。