ドメーヌ・ロベール・シュヴィヨン ニュイ・サン・ジョルジュ プルミエ・クリュ レ・シェニョ 2012
シェニョの語源は「コナラの木の多い土地」です。ニュイ・サン・ジョルジュの北に位置する標高260~280mの東向きの畑。複雑で豊かなフルーツや花の香りが特徴的に香ります。セラーでの時を経るごとにバルサミコ、ジビエ、ムスクや甘草などの熟成香が上品に現れます。
■ドメーヌ・ロベール・シュヴィヨン
ニュイ・サン・ジョルジュ村の有力生産者です。1930年代よりドメーヌ元詰を始めたパイオニアの一翼を担ってきた歴史を持っています。ドメーヌは、2000年にロベール・シュヴィヨン氏が引退し、現在は息子であるドゥニ・シュヴィヨン氏とベルトラン・シュヴィヨン氏の兄弟により運営されています。ワインの品質の良し悪しは、畑の段階で90%以上決まっていることで、醸造では覆らないという哲学が首尾一貫しておりブレがありません。その成果として難しいと言われている2007年や2008年もこの蔵元では成功と呼べる段階まで品質を保っています。
厳格なリュット・レゾネを実践、伝統を重んじるワイン造り
12haをAOCニュイ・サン・ジョルジュ内に所有し、平均樹齢は60年です。1級畑ヴォークランなどには樹齢100年を超える樹を多く残すべく、細心で丁寧な畑管理で品質の向上に努めています。栽培方法は厳格なリュット・レゾネを実践し、選果は畑で行い、100%除梗しています。
醸造のスタイルは先々代のモーリス・シュヴィヨンの時から変えておらず、今ではほとんどの生産者が低温発酵を行うものの、昔ながらの高温発酵を行うなど流行に流されることなく、畑仕事を厳密に行うことに心血が注がれています。
ベルトラン・シュヴィヨン氏