オリヴィエ デパルドン ブルゴーニュ ガメイ 2021
クリュ デュ ボージョレの樹齢 約70年のガメイ!
2011年に承認されたA.O.C.で、クリュ デュ ボージョレのエリアで産する葡萄のみを使用することが認められています。畑の土壌は花崗岩質です。葡萄は70年の高樹齢、栽植密度は10,000本/haです。手摘みで収穫した葡萄は100%除梗した後、ステンレスタンクで発酵させます。その後、オーク樽で9ヶ月熟成させます。赤や黒の果実の豊かなアロマが広がります。数年間の熟成を経るとアロマには次第にスパイスやプルーンの要素が出てきます。ボリュームがあり肉厚で生き生きとした口当たりがあります。若いうちはパワフルですが、時を経ると共にタンニンはソフトでシルキーになります。
テイスティング コメント
光沢のある紫 / 濃いルビーレッドの色調。赤や黒のスグリ、ラズベリーなど豊かなアロマが広がり次第にスミレ、スパイスハーブ、ブラックペッパーのような香りが現われる。味わいはしなやかでパワフルな印象。ボリュームがありやや肉厚で、熟成のポテンシャルを感じる凝縮感、深み、複雑さは古木に由来する。ジューシーだが、甘さを抑え滋味のある果実味。ソフトなタンニンが心地よく引き締まった余韻。ビター加減が絶妙。ガメイもここまで来た!素晴らしい。
合う料理 テリーヌ、シャルキュトリー、ローストポーク、焼き鳥(塩)、トマトソースのリゾットなど。
2024年3月試飲
オリヴィエ デパルドン
ボージョレの隠れた逸材、樹齢の古いガメイが生む、高品質なワイン
ドメーヌは1848年、アンリ デパルドンによってヴィリエ モルゴン村に設立されました。今日まで7世代にわたりワイン造りが受け継がれてきました。7代目のオリヴィエ デパルドンは1985年に4haの畑を相続しました。それ以来、畑を徐々に増やし、現在はモルゴン、フルーリー、レニエ、ボージョレ、ボージョレ ヴィラージュに合計26haを所有するまでになりました。2018年に加わった息子のアレクシス、娘のカロリーヌと共にワイン造りを行っています。また、アレクシスは相続した3haの畑からドメーヌ ド ラ ベッシュの名でもワインをリリースしています。
アシェット ガイドやデカンター誌にて高評価!
今日まで、7世代にわたりワイン造りを行うデパルドン家ですが、著名なフランスワインガイドのひとつ「ル ギド アシェット デ ヴァン」において、モルゴンやレニエの項にて、度々彼らのワインが掲載されています。また、モルゴン キュヴェ ヴィエイユ ヴィーニュ ドメーヌ ド ラ ベッシュ2019VTが「デカンター 2021.06」で95点を獲得するなど、品質の高さが国内外で評価されています。
近年、品質向上が著しいボージョレ ワイン。そのクオリティの高さを感じて下さい。
日本市場においては、安価なボージョレ ヌーヴォーの流通によって、ボージョレのイメージは崩れてしまいました。しかし、ワイン専門商社としての長年の経験から、「ボージョレのワインが持つ味わいは、我々日本人の嗜好に必ず合う」と私たちは考えています。そして、気候変動の影響もあり、ここ数年でボージョレ地区のワインの品質が非常に良くなっていると感じています。ここ数年の間、弊社もクリュ デュ ボージョレのワインを多数試してきましたが、その中でも、オリヴィエ デパルドンのワインの価格に対する品質の高さに驚かされました。試飲は難しい年とされる2021VTでしたが、十分納得の出来るクオリティであり日本市場でも喜ばれると判断し、取り扱いを開始いたしました。ボージョレ ワインは大量生産のワイン産地というイメージが先行されて、素晴らしいワインでも見逃されがちですが、そのクオリティの高さを感じていただけましたら幸いです。 (ワインインポーター 株式会社 稲葉より)