ラ ジブリオット ブルゴーニュ ルージュ 2020
醗酵: ステンレス タンク
熟成: オーク樽熟成 16カ月(228L、新樽20%)
テイスティング コメント
紫がかった濃いルビーレッド。香りはブラックチェリーやスグリ、牡丹が混ざり合うフローラルなアロマ。そしてミント、クローブやシナモンなどのスパイスの香りに香木、軽いロースト香。口に含むと力強くしなやか。凝縮感のある果実味と目の詰まったタンニン、フレッシュな酸が一体となりしっかりとしたストラクチャーを形成。レジョナルにして格上に勝るとも劣らないグリップが効いており、凛としたミネラルが心地よい緊張感を与える。非常にジューシーで洗練された味わい。ポテンシャルの高さが窺える。
合う料理 牛・鴨肉のロースト、ジビエ、鶏肉の炭火焼き、鶏肉の赤ワイン煮込、マグロのカルパッチョなど。
2023年2月試飲
ラ ジブリオット
ラ ジブリオットは、ジュヴレ シャンベルタン最高峰に数えられる「クロード デュガ」のネゴシアン部門です。父クロード氏の監修の下、氏のご子息たちが手がけています。ファースト ヴィンテージは2002年。AOCジュヴレ シャンベルタンでは5生産者以上、シャルムなどの少量生産でも2生産者以上からの買い付け。もちろんどの生産者から買い付けているかは企業秘密です。
ジュヴレ最高峰の生産者が舌で選んだワイン
目指すスタイルは、エレガントで深みのあるピノ ノワールです。ジュヴレ シャンベルタンは銘醸地として名高い産地ですが、その中にも上質のワインを造っていても日の目を浴びていない隠れた生産者がいます。ラ ジブリオットは、彼らのワインの中から、その年最上の出来と感じたワインのみを購入し、熟成、瓶詰めして世に送り出しています。樽買い後のワインはドメーヌ クロード デュガと同じように瓶詰めまでの工程が行われます。
父クロード氏は「ジュヴレ シャンベルタンにはいいワインを造っている造り手がまだまだいる。同じ村だからどんな畑仕事をしているかはわかっている。そうした無名の造り手が埋もれるのは惜しい。彼らを世に送り出したいから、ワインを買って詰めているんだ」と語ります。