ルイ・ピカメロ クレマン・ド・ブルゴーニュ キュヴェ・ジャンヌ・トマス エクストラ・ブリュット NV
一番搾りのキュヴェだけを使用した贅沢な造りです。
醗酵:一部オーク樽
熟成:一部オーク樽 6カ月 その後、瓶内熟成18カ月以上
【テイスティング・コメント】
ゴールドがかったペールイエローに微かにグリーンのトーン。粘性は中程度。香りにはグレープフルーツやドライアプリコット、アカシアのアロマにパン、ローストしたアーモンドやナッツ、ビスケットなどの芳しい香りがアクセント。そして生クリームや濡れた石、ミネラルの香り。フレッシュかつスモーキー、熟成による膨らみが感じられ豊かなブーケが広がる。口に含むと爽やかでなめらかなアタック。凝縮された果実味は力強くもピュア。繊細なタッチでキレのある酸とミネラルが味わいを支えるエレガントな仕上がりで、一番搾りのキュヴェだけを使用した贅沢なスパークリングワイン。飲むほどに美味しさが込みあがりボリューム・存在感が増す。乾杯というよりは食中や食後酒に、じんわりと広がるたっぷりとした旨み、リッチで飲み応えがあるので単体でも楽しめる。合わせるお料理は、白身肉を中心とした料理、手羽先のから揚げ、海老のグリル、カマンベールチーズなど。
※2017年11月試飲
■ルイ・ピカメロ
ルイ・ピカメロ氏とその父・ジョゼフ氏によって1926年にリュリーに設立されたワイナリー。その後、ルイの娘と結婚したジャン・バプティスト・ショタール氏が跡を継ぎ、現在では、フィリップ・ショタール氏が3代目として活躍しています。「少量生産」「手摘み」にこだわり、最高品質のクレマン・ド・ブルゴーニュを世に送り出しています。
彼らは1975年にクレマン・ド・ブルゴーニュがA.O.C.に認められる前から瓶内二次醗酵のスパークリング・ワインを生産していたという屈指の歴史を誇り、祖父のノウハウを引き継ぎながら新しい手法を導入し、ワイナリーを飛躍的に発展させました。
1991年からは“買いワイン”をやめ、契約農家から直接購入した厳しく品質管理されたブドウのみを使用、クレマンのベースとなるワインの醸造も全て手がけるようになりました。また2000年にはワイナリーを新築。岩場をくり抜いて造られたセラーは200,000本のワインが保管可能で、石灰岩の壁のおかげで一年を通して「メトード・トラディショナル(シャンパーニュ方式)」に最適な温度である12℃に保たれています。
最高品質のベースワイン
ルイ・ピカメロ”では、クレマンの元となるベースのワインに、最高の品質を求めています。そのため、圧力をかけずに優しくプレスし、プレス・ジュースを厳しく選定。また醗酵にも当然細心の注意と忍耐を持って臨みます。ピカメロのクレマンが「明らかな特徴を持っている」として有名なのは、このためです。