ドメーヌ トプノ メルム シャルム シャンベルタン グラン クリュ 2018
醸造: マサール セレクションによる樹齢50年の0,57haの畑。手摘みで収穫し丁寧に選果。除伷しステンレスタンクで3週間 低温マセレーション後アルコール発酵。日に2、3回温度調整をしながら攪拌。新樽40%にて15ヶ月熟成。
深いルビーカラーでブラックカラントやベリーなど赤や黒の小さな果実のアロマにムスクや毛皮などのアロマが加わり、熟成とともに甘草のニュアンスも現れます。
テイスティング コメント
落ち着いたローブのルビー / ガーネットの色調。野生の赤や黒のベリー、スミレ、バラの花弁のアロマ。そしてカカオやタバコ、火打石、スモーキーなニュアンスに、清涼感を感じさせるスパイシーなハーブのノート。甘草やムスク、下草、皮革などの香りも現われる。口に含むとしなやかでビロードのようなタンニン、程よい酸味と調和した素晴らしい質感を備えており力強く優雅。染み入るように広がり繊細でコクがある。ボディは中庸、溢れるアフターフレーヴァー、果実と紅茶が交わる魅惑的な余韻へと続く。
合う料理 ジビエ、コック オ ヴァン(雄鶏の赤ワイン煮込)、仔羊のロースト、リブロース、エポワスなどのウォッシュタイップのチーズなど。
2023年6月試飲
ドメーヌ トプノ メルム
18世紀からブドウを栽培する家系で育ったジャン トプノとドゥニーズ メルム が、1963年の結婚を機にドメーヌを開始しました。双方の先祖から所有する樹齢60年 の古樹を含め、ニュイとボーヌに13ヘクタールの畑を所有しています。テロワールを重視し、複雑でピュアな味わいを追求。ワインの真髄であるフィネスとエレガンスを映し出す果実の凝縮度はすべて畑仕事からという理念で、すべてにおいて丁寧な作業を行います。2001年からオーガニック栽培を行い、今では7世代目の兄妹(兄 ロマン、妹 ヴィルジニー)もチームに加わり、家族代々ブドウ栽培の歴史を引き継いでいます。
アンリ ペロ ミノとは母方のいとこ同志で、1972年頃に複数の畑を分割して相続しました。ドメーヌも斜向かいにあります。グラン クリュのシャルム シャンベルタンとマゾワイエール シャンベルタンを別々に造り始めたのは2000年から。キャラクターが全く異なり、マゾワイエールの樹齢は60~70年で小さい粒をつけるため、タイトで複雑性のあるワインを生み出します。シャルムは樹齢40~45年、赤いフルーツのニュアンスが強く、チャーミングで柔らかなスタイルです。またクロ デ ランブレーも所有していますが、年間約200本と生産量が非常に少ないいため入手が困難なワインです。