J.M.ラブリュイエール プロローグ ブリュット グラン クリュ NV
ドザージュ: 1.6g/l
テイスティング コメント
輝きのあるゴールド。粘性は中程度。香りには洋梨や白桃、焼きリンゴ、グレープフルーツの皮のアロマに樽由来のトーストやビスケット、アーモンドなどの芳しいオークのノートがアクセント。そしてジンジャー、濡れた石、チョーク、ミネラルのニュアンスが続き、繊細かつ膨らみのある上品な趣。アタックはソフトでなめらか。クリーミーな発泡が心地よく酸味は穏やか、「旨み」がじんわりと表れる。派手さを微塵も感じさせないエレガントな仕上がりで味わいとしてはドライ、酸度を抑えたシトラスにバターの風味が溶け込んでいる。滋味深く飲み心地が良く、それでいてしっかりとした骨格を持つ。果実味とミネラル、酸味とが絶妙のハーモニーを奏で、アフターにはバニラとシトラスのフレーヴァーが持続する。合わせるお料理は、魚介を中心とした料理、鶏肉と茸のクリーム煮、パエリアなど。
2017年6月試飲
ファミーユ ラブリュイエール
ラブリュイエール家のワイン造りの歴史は1850年にジャン マリーがマコン地域のレ トランでワイナリーを創立したところから始まります。この土地は1924年にムーラン ア ヴァンのアペラシオンに制定されました。ブドウ栽培、ワイン生産の規模は広がり、1988年にブルゴーニュに足掛かりを得てムルソーのドメーヌ ジャック プリウールの共同経営者となりました。
1992年よりポムロールのシャトー ルジェ、そして2012年よりシャンパーニュJ.M.ラブリュイエールを手掛けています。シャンパーニュJ.M.ラブリュイエールはレコルタン マニピュランでグラン クリュの畑にこだわり、醸造はドメーヌ ジャック プリウール同様にナディーヌ ギュブラン氏が務めています。最良の畑のブドウによるワインを19世紀のセラーにて長期熟成させ、偉大な複雑性をもつガストロノミーの為のシャンパーニュを生産しています。
※ J.M.LabruyereのJ.M.はムーラン ア ヴァンでワイン造りを始めた初代のジャン マリー ラブリュイエールへのオマージュです。ロゴには“La Bruyere”というファミリーネームと同じ名前の花をデザインし、4つの花は彼がワインを生産する4つの地域(ボルドー、ムーラン ア ヴァン、ブルゴーニュ、シャンパーニュ)を指しています。真ん中の赤い十字はルーツであるムーラン ア ヴァンの風車を意味します。
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