ドメーヌ シャンタル レミー クロ ド ラ ロッシュ グラン クリュ 2014
テイスティング コメント
落ち着いたローブ、艶のあるガーネット。香りは熟したプラム、ブルーベリー、カシスのアロマとシナモン、ホワイトペッパー、トリュフ、下草のヒント。少し甘さのある魅惑的な芳香。さらに紅茶、なめし革、土っぽいニュアンスが現れる。味わいはスムーズでなめらか。シームレスなタンニン、きれいに溶け込んだ酸味。豊かな果実味が前面に引き出され、力強さとエレガントさを兼ね備える。溢れんばかりに広がる果実のフレヴァー。飲むほどに深みを増していき、印象的な凝縮感と長く続く優美なアフター。うっとりするような余韻に酔いしれて。
合う料理 ジビエ、牛リブロース、仔羊のロースト、北京ダックなど。
2024年2月試飲
ドメーヌ ルイ レミー / シャンタル レミー
ドメーヌ ルイ レミーの歴史は古く1820年まで遡ることが出来、現在は6代目となるシャンタル レミー氏が取り仕切っています。彼女は1982年に他界したルイ レミーの娘で、醸造学を修め、1988年から栽培、醸造、営業のすべてにおいて自身で行っているという活動家です。1989年には所有する畑のほとんどをドメーヌ・ルロワに売却しましたが、残った選りすぐりの区画から、その確かな品質で名声を勝ち取っています。
ルイ レミーのワインは、クラシカルなスタイルで押し付けがましさのない自然なバランスがとれていて、エレガントな味わいを生むピノ ノワールの特性をうまく引き出しています。抽出はあまりせず、全てのアペラシオンで新樽比率が3分の1程度と低く、2年間の樽熟成をさせ、無清澄、無濾過で瓶詰めされます。
そして特筆すべき点として、「ピノ ノワールは熟成されてから飲んでほしい」という考えから、毎年のリリースのうちの約1/3は、彼女が飲み頃と判断したころに価格表に載せるというこだわりをもっています。
偉大なるグラン クリュの畑を3つ所有する名家
モレ サン ドニの単独所有畑 クロ デ ロジエ
クロ ド ラ ロッシュ グラン クリュ
ラトリシエール シャンベルタン グラン クリュ
シャンベルタン グラン クリュ
2009年産より彼女の名前(シャンタル レミー)を冠したワインがリリースされています。
ドメーヌ シャンタル レミー