アルタ マリア シャルドネ サンタ マリア ヴァレー 2021
サンタ マリア ヴァレーの2つの畑、ゴールドコースト、およびニールソン ヴィンヤードのシャルドネを使用。どちらもサステナブル農法で栽培を行い、20~25年の古木と比較的新しいものの両方を使用。
醸造: 収穫は全て夜間に手摘みで行います。ホールクラスターのままプレスしてフレンチオーク(新樽は40%)で発酵させ、マロラクティック発酵。ロットの半分は8ヶ月のシュール リーを経てボトリング。
テイスティング コメント
光沢のある淡いイエロー、微かにグリーンのトーン。アプリコットやパイン、熟した柑橘類のアロマとシナモン、スパイシー バニラ、蜂蜜の香りが混ざり合う。口に含むとスムーズで、ふくよか。リッチな果実味を生き生きとした酸がバランスよく支え、上質なミネラルが骨格を与える。鮮やかで透明感が際立っており丸みを帯びた味わい。キメ細かな酸が余韻の長さを演出する。しなやかなフィニッシュ。
合う料理 オマールエビ、鰆の西京焼き、焼き魚、フグ料理、白身肉のソテーなど。
2023年3月試飲
アルタ マリア ヴィンヤーズ
1800年代開拓者であったジェームス オンティヴェロスの先祖が、1855年、聖マリアの日にこの地にやってきたことから名づけられた「アルタ マリア ヴィンヤード」。現在9代目のジェームスがもつこの土地(ランチョ オンティヴェロス)はその一部分。周囲はオー ボン クリマなど、高級ワイナリーへブドウを供給するビエン ナシードなど、名高い銘醸畑に囲まれています。大学時代に共にワイン講義を受けたポール ウィルキンズと共同し、2004年にアルタ マリアを立ち上げました。栽培家のオンティヴェロスと醸造家のウィルキンズは、サンタ マリア ヴァレーの素晴らしいテロワールを自分達の手掛けるワインにいかに反映させるかが最大のこだわりとしています。ラベルには開拓時代の手作りの釘が描かれており、まさに彼らの思いを表現しています。
ジェームス オンティヴェロス(James Ontiveros)
アルタ マリア/ネイティブ9 オーナー、栽培家
大手ワイナリーの畑の管理やブドウの買い付け担当を経験後、ビエン ナシード畑を含むミラー ファミリーのセールス/マーケティング ディレクターを務める。酪農を営んでいた家族から引き継いだ8エーカーの小さな畑、ランチョ オンティヴェロスに少しずつピノ ノワールを植え、2004年に大学時代の友人ウィルキンズと共にアルタ マリアを立ち上げる。
ポール ウィルキンズ(Paul Wilkins)
ワインメーカー
大学で醸造学を勉強する傍ら、在学中からいくつかのワイナリーでの下積み経験を積む。アメリカにおけるローヌ品種の先駆者、ジョン アルバン氏と出会い、1998年にはアルバン ヴィンヤードで大学の卒業前にアシスタント ワインメーカーまで上り詰める。アルバン ヴィンヤードで次々とパーカー100点を打ち出した輝かしいヴィンテージのワイン生産に携わった後に独立、自身のブランドを立ち上げる。2004年、オンティヴェロスとアルタ マリアを共同で開始し、サンタ マリア ヴァレーのテロワールを丁寧に表現するピノ ノワールの生産をしている。