ランサード ペット ナット オーガニック ロゼ 2021
醗酵: ステンレスタンク、アンセストラル方式
標高650メートルの自社畑のブドウを使用した、有機・ヴィーガン認証取得のペット ナット。アセロラやチェリー、ラズベリーなどの赤果実を想わせるフレッシュ&フルーティーな味わい。
テイスティング コメント
柔らかなシルバーピンクの色調。香りはストロベリー、アセロラ、レッドチェリー、赤いリンゴを思わせるフルーティーなアロマ。他にローズマリー、パン、酵母の香り。「ホワイト」同様にフレッシュでジューシーな飲み口。しっとりとした旨味を感じ、赤系果実の他に梨、白桃などの白い果実、微かなミネラルのニュアンスをもつ。フード フレンドリーな一本、華やかな余韻が心地よい。
合う料理 サラダ、サーモン、海老の塩焼き、生春巻き、フライドチキンなど。
2022年7月試飲
ドミニオ デ プンクトゥン
完全有機栽培でクオリティワインを届けるワイナリー
ラ マンチャ地方のクエンカ所在。標高750メートル以上の高地に110ヘクタールもの広大なブドウ畑を所有し、ビオディナミ、ビオロジックを実践しています。もともとは栽培農家でしたが、2006年、4代目にあたる若い兄妹(兄:CEO、妹:醸造家)がワイナリーを立ち上げました。有機栽培でクオリティワインを造ることを目指し、全ての畑で自然な農法を実践。非常にコストパフォーマンスの高いワインを造り出しています。
4代目で、“完全有機栽培のワイナリー”という大きな夢を実現させた若い兄妹。
兄 ヘスース フェルナンデス氏
MBAを取得した後長くファイナンスとマーケティングの分野で活躍。その後、ワインへの情熱を元に実家の畑をワイナリーにする夢を実現させました。現在は、オーナーとして世界を飛び回る日々です。
妹 ルース フェルナンデス氏
醸造家とブドウ栽培を修めた後、兄のワイナリーに参加。ワイン造りを行っています。
未来へ続くワイン造り
「地域の個性とコストパフォーマンスを備えたワインを、ビオディナミ農法によって消費者に届けること」。
ビオディナミやビオロジックを実践するのは、香りや繊細な口当たりといったワインの美点だけでなく、農薬を使わない自然で健全な方法でワイン造りを行いたい、という思いがあるからです。自然に適切に手を加えることで、質の高いブドウを収穫する、醸造過程においても環境を汚染しないように配慮する、といった未来へ続くワイン造りを基本としています。
ローマ時代の十字路
ワイナリー名になっているプンクトゥンは、ラテン語で十字路の意味。ワイナリーのエステイトと畑があった地域は、ローマ時代に交易の重要な中継点として、十字路になっていた場所です。長い歴史があるこの土地への愛着から、ワイナリー名にしました。