ジャン フィリップ マルシャン ブルゴーニュ ピノ ノワール 2022
熟れた木イチゴを連想させる芳醇な果実味と適度な酸、程良いコクをお楽しみ下さい。
醗酵: ステンレスタンク
熟成: オーク樽(228L、新樽は使用せず) 9カ月
テイスティング コメント
紫を帯びたルビーレッド。ラズベリーやレッドチェリー、プラムの香り。そしてバラの花弁やスパイスのニュアンス、仄かなオークのノート。味わいはフレッシュでジューシー。凝縮した果実味ながら冷涼感のある生き生きとした酸味が好印象。もぎたての赤いベリーやチェリー、アセロラを思わせるチャーミングな甘酸っぱさ。タンニンはやさしくエレガントな余韻をもつ。
合う料理 鴨肉のロースト、鰹・マグロのタタキ、軽くスパイスを効かせた肉料理、串揚げ料理、ベーコンなど。
2023年5月試飲
ジャン フィリップ マルシャン

現当主、ジャン フィリップ マルシャン氏で7代目となります。メゾンとしての設立は1984年ですが、その起源は1813年までさかのぼることが出来る長い歴史があります。1983年に、先代のクロードがジュヴレ シャンベルタン村の中心部に位置する18世紀の古いワインハウスを取得しました。その後、ジャン フィリップが引き継ぎました。
「ブドウ本来の味わい」と「土壌の特徴」を大切にするため、アペラシオン、畑ごとに小容量のタンクで醸造を行います。マルシャン氏が常日頃口にする言葉が、彼らの目指す生産者像を如実に物語っています。
『我々は決して大規模な生産者でもなければ、高級な生産者でもない。それを目指そうとは全く思わない。目指すのは、“身の丈に合った”ワイン造り。お客様にとって“価格的にも品質的にもちょうど良い”ベスト バリューなワインを供給する生産者であることです。』
ワイン造りの哲学は、各テロワールの真正性を尊重し、テロワールが繁栄し、その真の特徴を表現できるようにすることです。健全に育ったブドウを温度管理されたステンレスタンクで発酵させた後、オーク樽でワインを熟成させます。
