ニコラ ゴーフロワ ブルゴーニュ ブラン レ スー ラ ヴェル 2020
樹齢: 70年 ムルソー村の南西向きの畑。粘土石灰質土壌。
熟成: バリック12ヶ月(フレンチオークの新樽15%)、その後ステンレスタンクで2ヶ月。
テイスティング コメント
輝きのある薄黄色、微かにグリーンのトーン。レモンのコンフィチュール、シダ、ハーブの香りに茸、ナッツ、スパイスのノート。加えて火打石、スモーキーなニュアンスが複雑な印象を与える。口に含むとなめらかで繊細、風味豊かな果実味が染み入るように広がっていく。フレッシュだが非常に柔らかく精緻な酸味が魅力的。古樹由来の凝縮味に精緻な酸とミネラルが心地よい緊張感をもたらしている。
合う料理 白身魚のムニエル、フライ、寿司、鶏肉のグリル、野菜のソテー、スパイシーなアジアン料理など。
2023年6月試飲
ニコラ ゴーフロワ
ニコラ ゴーフロワはムルソーに本拠地を置き、1938年から続く歴史ある生産者です。現在は4代目当主ニコラがドメーヌを運営しています。栽培においては"culture raisonnée" (持続可能なブドウ栽培)を心がけており、間もなくHVE level 3の認証を取得予定。所有畑の大部分はACブルゴーニュが占めていますが、ムルソーやピュリニー モンラッシェのコミューン内など非常に恵まれた立地にあり、クオリティの高いブルゴーニュ ブランの生産が可能であることも二コラ ゴーフロワの大きな特徴となっています。
取り扱いアイテムの全てが 平均樹齢 50 年以上
特筆すべきは所有する畑の大半が平均樹齢50年を超えていることで、最高樹齢は100年以上に及んでいます。古樹ならではの果実の凝縮感と深みを最大限引き出すために、醸造においては極力手を加えないようにしています。決して技術だけでは得られない、テロワールや樹齢の力を存分に感じることができる二コラのワインは大いに注目に値します。