ポル ロジェ ブリュット レゼルヴ NV
ブリュット レゼルヴは伝統的に異なるクリュ、セパージュ、ヴィンテージのワインを約30種類ブレンドしています。ピノ ノワールは骨格や深みを、ピノ ムニエは豊かな果実味を、シャルドネは繊細さ、フィネスを与えます。ドザージュは9g/l。
テイスティング コメント
黄金がかった淡いイエロー。泡立ちはキメ細かく豊か。香りには洋梨やリンゴ、マンゴーなどの果実香に白い花、カルダモンやアニスなどのスパイスのヒント。そしてブリオッシュやイースト、ヘーゼルナッツ、バニラなどのふくよかな香りが広がりミネラルのノートが深みと洗練さを与えている。口に含むと繊細な発泡が心地よくクリーミーなテクスチャーと、同時にフレッシュな果実感で満たされる。アプリコットやマンダリンオレンジ、マーマレードジャムを思わせ表情は明るく、溶け込んだスパイスの風味が絶妙の甘辛度を保っている。上品でクリーンな酸が味わいを支えておりよい意味でシンプル、実直な個性をもつ。ゆっくりと味わうことで其々の品種の個性の調和 harmony が実感できる。アフターの余韻も長くエレガントに仕上がっている。合わせるお料理は、白身魚のカルパッチョや寿司、牡蠣のグラタン、鶏肉のクリーム煮、海老料理、フォワグラのテリーヌなど。
2018年8月試飲
ポル ロジェ
ポル ロジェ社は1849年に設立された家族経営のシャンパン ハウスです。「気品と優美」を哲学とし、格調高いシャンパーニュを造り続けています。木樽を一切使用せずステンレス タンクで発酵させることによって、ブドウ本来の繊細な味わいを引き出しています。またルミュアージュを重視し、今でも職人によって手作業で行う数少ないハウスの一つです。地下に広がるセラーはエペルネで最も深く、そこでゆっくりと熟成させることによって極上の泡を伴うシャンパーニュが生まれます。その品質は元イギリス首相チャーチル氏をも虜にし、2004年には英国王室御用達に任命されるなど、国際的に高い評価を得ています。
ブリュット レゼルヴ
シャンパン ハウスの評判はノン ヴィンテージ シャンパーニュによって決まると言われています。この「ブリュット レゼルヴ」のブレンディングは非常に誇り高く複雑な仕事であり、伝統的にポル ロジェ家とセラーマスターだけがその作業に携わります。力強さとフィネスのバランスが取れたその味わいは、アペリティフはもちろん、食事にも最適で多目的に楽しめるシャンパーニュです。
醸造と熟成
基本的にラ キュヴェ(一番絞り)のみを使用します。マストを清澄した後、厳密に温度管理をしたステンレス タンクにて発酵させます。それによって果実味とアロマが保たれるのです。その後、エペルネで最も深く温度が低い地下セラーで最低3年間熟成させます。専門の職人による手作業でのルミュアージュを行い、ドザージュ(リットル当たり9グラム)後は馴染むまで落ち着かせてから出荷します。