ドメーヌ デ ニュグ フルーリー 2020
★名だたる星付きレストランでオンリストされている実績!
(タイユヴァン、ジョルジュ ブラン、ラ ピラミッドなど)
収穫: 手摘み 土壌: 砂質花崗岩、花崗岩
平均樹齢: 45 年 収量: 50hl/ha 植密度: 10,000 本/ha
醸造: 温度管理された環境下でセミ カルボニック(半炭酸ガス)発酵。全体の30%を発酵前低温浸漬して後にブレンド。MLFの前に、最初の澱引きを行う。12~20日間、果肉や果皮と果汁を醸しておくキュヴェゾンを実施。11カ月間発酵槽で熟成、その後瓶詰めをしてさらに18 カ月間落ち着かせる。
評価
2020VT ジェームス サックリング2022: 92点獲得
2020VT デカンター2022 : 91点獲得
テイスティング コメント
紫を帯びたルビーレッド、深みのある色調。ブルーベリーやラズベリーなど力強い果実のアロマ。爽やかなハーブの香りがリッチな果実香を引きたたせ、少しジャミーな印象も現れる。そしてラベンダーやシナモン、スパイスのノート、僅かにアールグレイのような香りも。口に含むとフレッシュでジューシー。濃縮感のある果実味に瑞々しい酸味、キメ細かなタンニンがバランスよく溶け込む。しなやかで、溢れんばかりに広がる香味、何と言っても密度の高さに驚かされる。程よいボディ感、スパイスとフローラルが混じり合う魅惑的な余韻をもつ。
合う料理 ハム、テリーヌ、ロールキャベツのトマト煮、鶏肉のグリル、フィレミニョン(ヒレ肉を厚く切った小さめのステーキ)など。
2023年10月試飲
ドメーヌ デ ニュグ
名だたる星付きレストランでオンリストされている実績
現在5 代目となるジル ジェラール氏が当主を務めるドメーヌ。有名なレストランも認める高い品質を誇ります。拠点はフルーリーの南側、ランシエの町の北部に位置し、父親と祖父から畑を引き継ぎ、現在は35.3haを所有しています。 ファースト ヴィンテージは1968年です。出来るだけ介入をせず、必要な時にだけ手を差しのべるワインメイキングを実践し、 キャラクターの異なる質の高い複数の区画をブレンドすることで、複雑性を帯びた、上質なワインを生産しています。
専門誌で高く評価されるクリュ ボージョレは特に注目です。若いうちにはチャーミングな果実味が楽しめて、 熟成させると素晴らしい新たな表情を見せるガメイの魅力をお楽しみください。
畑
ニュグのBeaujolais VillagesはMoulin a Vent、Fleurie、Morgonにかこまれた好位置にあり、それぞれの特徴を受け継いでいます。とくにFleurieの花崗岩と砂の土壌に似ており 花の香りと女性的なやわらかいタッチが特徴。さらに粘土質のMoulin a Ventの力強さ、片岩と砂のMorgonのもつスパイシーさなども感じられます。Beaujolaisとしては樹齢が高く平均45年ほど。20ヘクタールの所有畑のうち毎年0.3-0.4ヘクタールを計画的に植え替えています。この地方では5本の枝を円形にのばすGoblet式の育て方が一般的であったがニュグは特に樹齢の高いものをのぞき、だんだんと形を変えて枝は3本仕立てとし、より平面的にして針金にとめやすいように導いています。こうすることにより、実のつきかたを減らす、雹の被害のリスクを減らす、日照と通風の条件をよくするなどのメリットがあります。新たに植えるものについてはGobletの変形のシャルメという2本仕立ての平面の形にしています。栽培の方針はリュットレゾネですが、いざという時の自由を保つためラベルの申請はしていません。ワインのスタイルとしてはフルーツとタンニンのバランスを保つことに注力しながらつくっています。