ドメーヌ デ ペルドリ エシェゾー グラン クリュ 2018
80%Echezeaux DU-Dessus(1922年に植樹)、20%Quariters de Nuits(1945年に植樹)より収穫。
醸造: 80%除梗し4 - 6日間低温浸漬。野生酵母のみを使い15日間発酵。アリエ産、ヴォージュ産のフレンチオークバリックにて18ヶ月熟成(新樽率95%)。
テイスティング コメント
紫がかった深いルビー。香りはダークチェリー、カシス、プルーンなどの果実にスミレ、赤紫蘇、ミント、シナモンが重なり合う。フレッシュかつ上品な芳香。そして茸、なめし革、森の下草の香りなど、より複雑なニュアンスを醸し出してくる。味わいはしなやかで、それでいて力強さもあり、円やかな酸が果実味をやさしく包み込む。タンニンはキメ細かくスムーズ。ふくよかな厚みがあり、現時点で十分な柔らかさをみせる。初日よりは二日目、それぞれの要素が溶け込んでおり美しいストラクチャーとシルキーなタンニンから、高いポテンシャルを感じる。合わせるお料理は、仔羊のロースト、リブステーキ、ジビエなど。
2021年12月試飲
ドメーヌ デ ペルドリ
ドメーヌ デ ペルドリはブルゴーニュ地方、ニュイ サン ジョルジュ村に位置する生産者。アントナン ロデの社長を努めていたベルトラン ドゥヴィラール氏が1996年にベルナール ミュニュレから畑を購入し設立しました。醸造家には、ジャック プリウールなどを手がけ、フランスのワイン誌「ラ ルヴュ デュ ヴァン ド フランス」にて女性初の最優秀醸造家に輝くなど高い名声を誇る醸造家ナディーヌ ギュブランを採用し様々なワイン誌、評論家から絶賛され瞬く間に有名ドメーヌの仲間入りを果たしました。現在はロベール ヴェルニゾーが醸造を担当。彼もフランスの農業大臣から農事功労章を送られるなど高い評価を得る醸造家です。
現在ベルトラン氏はアントナン ロデの社長を退き、ドメーヌ経営のみに注力し、ドメーヌ デ ペルドリの他、メルキュレに有るシャトー ド シャミレなど5つのドメーヌを運営しています。
エシェゾーはDRCに匹敵、もしくはそれ以上と高評価!
辛口ワイン評価誌『ル クラスマン』で「2001年のエシェゾーがD.R.C.の造るエシェゾーに匹敵する」との評論を獲得しました。所有畑はニュイ サン ジョルジュ プルミエ クリュ “オー ペルドリ”や、グラン クリュのエシェゾーの中でも最高の位置を所有。他、ジュヴレ シャンベルタン プルミエ クリュ “ペリエール”、ヴォーヌ ロマネ、ニュイ サン ジョルジュ、ニュイ サン ジョルジュ プルミエ クリュ “テール ブランシュ”、ブルゴーニュ ピノ ノワール、など7アペラシオン18区画12haを所有しています。その12ha全ての畑がコート ド ニュイに位置し、そのうち約6ha、50%がプルミエ クリュとグラン クリュに格付けされているというコート ド ニュイ地区の中でも恵まれたテロワールを所有する名門です。
全体の平均樹齢は35年。栽培はリュット レゾネを実践し、最大13000本/haと非常に高い密植率の畑で細やかな収量制限や手作業での収穫など丁寧な畑仕事を行います。また収穫後も、2度に渡る選果を行い完璧な果実のみが醸造に回されます。そのテロワールの上質さと精密で厳格なワイン造りの哲学で、今日、ブルゴーニュを代表する偉大な生産者の一つとしてその名を知られています。