デーンホーフ ナーエ リースリング トロッケン 2020
醸造: ステンレスタンクと大樽で発酵、熟成。収量 40 hl/ha。ナーエ中部の傾斜の強い畑。石の多い風化した火山土壌で斑岩や黒ひん岩が特に多く、スレートと珪岩も加わっている。樹齢で15~30年。辛口のリースリングでフレッシュかつ明確でエレガントな味わいにミネラルが加わる。アルコールが抑えられとても滑らかな酸をもっています。
評価
2020VT ワイン アドヴォケイト: 92点
2020VT ジェームス サックリング: 92点
テイスティング コメント
淡いレモンイエロー、微かにグリーンのトーン。香りはレモンやライムなどの柑橘類に白桃、青リンゴ、マスカット。それから石、豊富ともいえるミネラルのノート。フレッシュで気品ただようアロマ。味わいは鮮やかでピチピチと弾ける爽快な飲み口。しっかりとした酸味はキメ細かく、生き生きとしたミネラル感が軸となる。直線的でブレがない。抑えられたアルコール分に透明感が際立っておりフィニッシュはすっきりとしている。余韻はエレガント。
合う料理 サラダ類、牡蠣、海老料理、焼き野菜のマリネ、シャルキュトリーなど。
2022年7月試飲
デーンホーフ
デーンホーフ家のワイナリーはナーエの中央部、オーバーハウゼン村に位置しています。18世紀後期より上質のワインを生産し続け、創立者の孫であるヘルムート氏がデーンホーフのリースリングを世界的な成功へと導きました。ヘルムート氏はドイツを代表する著名なワインメーカーとして知られる人物で、『私の畑は私の子供たち同然だ。』と言い、細心の注意を払い、畑仕事を行っています。
1920年代より高名な畑にリースリングを植樹し、畑名でワインを瓶詰め、販売を始めています。現在はコーネリウス デーンホーフ氏が中心となりワインを生産しています。28ヘクタールの畑を所有し、80%はリースリングを栽培。樹齢は15年~65年で平均収量は約50hl/ha。スレートやミネラルを多く含んだ火山性の斑岩によって、力強く上質のミネラルを伴うリースリングを世に送り出しています。デーンホーフのワインはエレガントで奥行きがあり、様々な畑の個性を明確に表現しています。