ドメーヌ セルヴァン シャブリ レ パルグ 2019
1級畑に匹敵する立地、ワンランク上のシャブリ
ヴィラージュ呼称ですが、プルミエ クリュと同じ東向きの斜面にあり、本来プルミエ クリュに格付けされるべき畑です。平均樹齢22年。
テイスティング コメント
輝きのあるグリーンがかったレモンイエロー。粘性は中程度。新鮮なリンゴや洋梨、白い花の香りにパイン、シトラス、アニスのヒント。そしてイーストや火打石、これはシャブリ特有のスモーキーな香り。さらに石灰的なミネラルのニュアンスが感じられ洗練された趣がある。口に含むとスムーズでしなやか。シトラスを基調とした豊かな風味が広がり、心地よい酸度、味わいはミネラルを含み伸びやかで、質感がある。キレはもちろんのこと旨みが程よくあり、しっかりとした構造をもつ。中庸のボディ感に、後味スッキリのドライな味わい。余韻にグレープフルーツやミネラルのような心地よいほろ苦さ。合わせるお料理は、魚介や甲殻類の料理、フライ、レモンを添えた生牡蠣、白身肉料理、寿司、繊細な食材を使った和食など。
2019年3月試飲(2017年ヴィンテージ)
ドメーヌ セルヴァン
セルヴァン家は 1654 年より7 世代にわたって家族経営でブドウ栽培とワイン造りを行い、シャブリの先駆者的存在としての地位を築きあげました。現在の当主はフランソワ セルヴァン氏。シャブリ グランクリュ協会設立メンバーの一員でもあります。所有する畑は、特級畑の「レ クロ」、「レ プリューズ」、「ブーグロ」をはじめ、1級畑の「モンテ ド トネール」、「ヴァイヨン」、「レ フォレ」を含めて35ヘクタールで、ほとんどの区画が樹齢 40 年以上です。造り出されるクラシックなシャブリは注目を浴び、世界中のワイン通を魅了しています。
実績が物語る高品質
23回の歴史を誇るシャブリ ワイン アワード(当時2009年)。約150軒ものシャブリ生産者が集う大規模な品評会で、約300種のワインが出品され、格付けごとに最高の1本が選ばれます。審査員はシャブリとは無関係の世界中から集まったプロや愛好家によって、完全なるブラインド テイスティングで行われます。最高賞である金賞は、たったの1本にしか与えられないという、まさにその年の究極の1本!この栄えあるコンテストにおいて見事シャブリ部門の頂点に輝いたのがセルヴァンです。