ドメーヌ ジュリアン ジェラール エ フィス コート ド ニュイ ヴィラージュ ルージュ 2017
ドメーヌの中で最も大切にしているワイン。ドメーヌの本拠地であるコンブランシアン村の6つのテロワールのブレンドにより造られる。生産量も一番多く、ドメーヌのワインスタイルを表現するスタンダードライン。
テイスティング コメント
やわらかなガーネットの色調。香りはラズベリー、チェリーリキュール、シナモン、ハーブティー。それから茸、下草、土っぽさ。アロマティックな芳香が広がり少し甘いニュアンスが漂う。口当たりはなめらかで、やや肉厚な味わい。豊かな酸味と溶け込んだタンニン、果実味のバランスが素晴らしく、余韻にかけて伸びがある。旨みがじわじわとくる。飲みやすいが深みも感じる。しなやかで良き熟成を迎えている。
合う料理 エスカルゴ、パテやテリーヌ、豚や鴨肉のロースト、茸料理など。
2023年12月試飲
ドメーヌ ジュリアン ジェラール エ フィス
1882年創業のドメーヌ ジュリアン ジェラール エ フィスは5世代続く歴史ある名門で、そのワインは数々のミシュラン星付きレストランでオンリストされています。
ドメーヌはボーヌとニュイ サン ジョルジュの間、コンブランシアン村に位置します。2012年にジェラールの息子エティエンヌが、5代目当主として跡を継ぎました。彼はリュット レゾネ(減農薬農法)を採用しており、問題が起こる前に先回りしてあれこれ手を加える従来のアプローチではなく、問題を現実的に正しく把握し、それに対するベストな対応をとることをモットーとしています。適正な収穫量、手摘み、畑での選果、100%除梗。エマニュエル ルジェやジョルジュ ノエラとも親交が深く、熟成はすべてアンリ ジャイエのいとこロベール ジャイエの双子の孫が作るCAVINの樽で行います。
フレッシュでエレガント、自然でやさしい味わいの彼のワインは、大量生産とは一線を画す丁寧な造りが生み出す、ブルゴーニュの隠れた名品です。