ドメーヌ ジュリアン ジェラール エ フィス ブルゴーニュ ルージュ オリジン 2021
ドメーヌの本拠地コンブラシアンで創業時から造られる、代表的な一本。二つのリューディ、Les Vigne BlanchesとLes Creusottesの上質なブドウを使用し2年使用樽で12か月間熟成。コンブラシアンから始まりこの土地に根差したスタンダードキュヴェとして、改めて「オリジン」と名付けられました。きれいな果実味とともに、エティエンヌらしい上品な落ち着きが安心感を与えます。
テイスティング コメント
紫がかったルビーレッドの色調。香りは新鮮なラズベリー、プラムなどの果実香とスミレ、バラを思わせるフローラル ノート。上品な香りの構成、僅かに金属的なニュアンスも感じる。味わいはピュア。しっとりなめらかな口当たりで、心地よい酸味を感じる。程よく引き締っており輪郭は丸みを帯びる。静けさの中に力強さを感じる繊細なタッチ。緊張感のある細かな酸の余韻が印象的。
合う料理 鴨肉のロースト、鶏肉の治部煮、茄子のトマト煮込みなど。
2024年2月試飲
ドメーヌ ジュリアン ジェラール エ フィス
1882年創業のドメーヌ ジュリアン ジェラール エ フィスは5世代続く歴史ある名門で、そのワインは数々のミシュラン星付きレストランでオンリストされています。
ドメーヌはボーヌとニュイ サン ジョルジュの間、コンブランシアン村に位置します。2012年にジェラールの息子エティエンヌが、5代目当主として跡を継ぎました。彼はリュット レゾネ(減農薬農法)を採用しており、問題が起こる前に先回りしてあれこれ手を加える従来のアプローチではなく、問題を現実的に正しく把握し、それに対するベストな対応をとることをモットーとしています。適正な収穫量、手摘み、畑での選果、100%除梗。エマニュエル ルジェやジョルジュ ノエラとも親交が深く、熟成はすべてアンリ ジャイエのいとこロベール ジャイエの双子の孫が作るCAVINの樽で行います。
フレッシュでエレガント、自然でやさしい味わいの彼のワインは、大量生産とは一線を画す丁寧な造りが生み出す、ブルゴーニュの隠れた名品です。