ブラック・コテージ フリザンテ・ロゼ 2019
フレッシュさ、鮮やかさを最大限に引き出すよう、低温にて発酵。タンク内にて軽めの澱と4ヶ月寝かせ、味わいにテクスチャーとミネラルを持たせています。野生のイチゴやメロン、ほんのりと塩味も感じ、きれいな口当たりでドライな仕上がりです。とってもスタイリッシュなフリザンテ。
残糖: 7g/L
テイスティング・コメント
ブロンズがかった明るいサーモンピンク。クランベリーやオレンジ、メロン、ピーチなどフレッシュかつフルーティーなアロマが魅力的。そして砕いたピンクペッパーの香りに、石、ミネラルを感じる潮風のニュアンス。口に含むと活気があり果実味がパリッと弾けるジューシーさに思わず笑みがこぼれる。ドライ感があり、辛口ながら颯爽と広がる心地よい残糖感。ストロベリーやクランベリーのジュレ、スイカ、赤いリンゴを想わせ、後に香り同様に感じる塩味が、また一杯とさらなる食欲を誘う。曇りながなくスタイリッシュで、親しみやすい味わい。合わせるお料理は、前菜、サラダ類、カナッペ、シーフード料理、パスタ、ピッツァなど。
2020年5月試飲
ブラック・コテージ (トゥー・リバーズ)
「ブラック・コテージ」は、『トゥー・リバーズ』を手掛けているワインメーカー、デイビッドが『Wines with Gusto』をコンセプトに立ち上げたブランドです。
より親しみやすく、シンプルにおいしいワイン造りを心がけています。デイビッドがヨーロッパ各地で研鑽した感覚と知識が、マールボロの葡萄から驚くほど飲み心地が良く‘‘GUSTO’’溢れるワインを生み出しています。モチーフのコテージはデイビッドがマールボロに所有するコテージで、ヴィンヤードやオリーブの木に囲まれています。多くの人が集い、ワインを楽しみながら釣れたての魚でBBQをしたり、クリケットをしたり、時にはライブ会場にも変貌するコテージです。タイミングが合えば旅行での滞在も可能な場所。今度のニュージーランド旅行の宿泊先にいかがでしょうか。
History of Winemaker
デイビッドはマールボロの地で、5世代続くファーマーの家系に生まれました。17歳からワインに興味を持ちワイナリーに出入りしていたデイビッドは、ニュージーランドで栽培と醸造学を学び、Stoneleighとvavasourでのヴィンテージ経験を経て海外へと渡ります。コンサルタントワインメーカーとして、世界各地で25ヴィンテージを経験しました。ヨーロッパの古典的な地域も巡り、多種多様な自然と人が生み出す葡萄、そしてワインに触れ、デイビッド自身の感性を高めてきました。
その後、ニュージーランドに戻ったデイビッドはMount Rileyのワインメーカーとして働いたのち、2004年に念願のワイナリー設立を果たします。それが『トゥー・リバーズ』です。世界的なワイン産地であるマールボロを育む2つの河川、「ワイラウリバー」と「アワテレリバー」から命名。偉大なワインにはヴィンヤードが鍵であると常に考えるデイビッドは、生まれ育ったマールボロに対しての深い見聞と知識、そしてこれまでの国際的な経験を生かし、この二つの川の周囲に存在する個性的なミクロクリマを表現するヴィンヤードから、マールボロワインを更なる高みへと導くワイン造りを追求しています。