ローガン ワインズ クレメンタイン ブラッシング ミニー 2018
“トリプル PINOT”『クレメンタイン ブラッシング ミニー』
3種類の “PINOT” を野生酵母で醗酵・ブレンドしてつくる珍しいロゼ。
愛娘の名前が付けられた「クレメンタイン」シリーズは2017年が初ヴィンテージで、ローガンの新たな試みとなるエキゾチックなシリーズ。収穫から醸造(果皮浸漬・野生酵母・全房発酵 -一部除梗あり 等)まで魅力的なブドウの力を引き出し、ストラクチャーとテクスチャーにこだわった、現地のワインショップでも人気のシリーズです!
醗酵: 天然酵母で果皮と共に醗酵(一部全房のままマセラシオン カルボニック、オーク樽でマロラクティック醗酵)
熟成: フレンチオークで2ー3カ月(500L/旧樽)
テイスティング コメント
輝きのあるチェリーレッド。香りはチャーミングで、木苺やアセロラ、マンダリンにバラ、スミレなどのフローラルなアロマ。そしてシナモン、ナツメグなどのスパイスのニュアンスがアクセント。味わいはスムーズでジューシー、ピュアな果実味が溢れ出る。シルキーで、なめらかなタンニンが溶け込んでおり、生き生きとした酸がバランスよくまとめ上げる。すっきりとした飲み口にも、ふくよかな印象を醸し出し、ミネラリーなほろ苦さが余韻に残る。爽やかなフィニッシュ!合わせるお料理は、シーフードのマリネ、サーモン、エスニック料理、地中海料理など。
2021年3月試飲
ローガン ワインズ
オーナー醸造家、ピーター ローガン氏の明るく優しい人柄が伝わるワイン
ローガン ワインズは、オーストラリアを代表する冷涼な産地、標高500-1000mに位置するニュー サウス ウェールズ州の「オレンジ」地区、「マジー」地区で1997年よりワイン造りを行う醸造所です。オーナーである醸造は設立者でオーナーでもあるピーター ローガン氏自らが行います。
ローガンが産み出すワインは正に「現代オーストラリアの象徴」ともいえる味わいで、オーストラリアで新しいトレンドとなっているクールクライメイト(冷涼な気候下で生産されるワイン)のワインの代表格となっています。その評価は毎年うなぎ上りに上がり、多くの金賞や評論家の評価を獲得するオーストラリアきっての醸造所に成長しています。
飲み手の心に届くワイン
元々薬剤師であったローガン氏は、学生時代に訪れたヨーロッパでワインとの衝撃的な出会いを経験し、食とワインに深い情熱を抱くようになりました。この思いは留まるどころか更に彼を突き動かし、ついに彼は転職を決断します。24歳の時に将来のため畑を購入、時を同じくして、オーストラリアの名門ワイナリー『リンダマン』や『アローズ フィールド』の醸造を手がけていた醸造家サイモン ギルバート氏の門を叩き、彼のもとで修行をします。サイモン ギルバート氏との出会いにより、ローガン氏は自分の天職が何であるかを確信し、名門アデレード大学のローズワーシーカレッジで本格的に醸造学を学びました。そして、27歳の時、念願の自らのワイン(1997年ヴィンテージ)をリリース。ローガン ワインズがスタートしました。
パワーとフィネスを兼ね備えたコストパフォーマンスに優れたワイン
ピーター氏が目指すワインは、オーストラリア ワインの良さであるパワーと恵まれたフルーティな果実味、それに旧世界の繊細さ、骨格、バランスを融合させた独自のワインです。理想とするワイン造りに選んだのはオーストラリアで最も冷涼な気候を持つ産地の一つである「オレンジ」地区、「マジー」地区(標高500〜1100m)でした。この地はオーストラリアの中でも日照時間が非常に長く、そして寒暖差が大きい冷涼な気候帯であることから、果実味がしっかりとしていて、尚且つエレガントでしなやかな他にはないオーストラリア ワインを産みだしてくれます。