ボデガス カステロ デ メディナ カステロ アフルタード テンプラニーリョ 2022
フルーティな果実味が気軽に楽しめる1本
8~10℃に冷やしていただくのがオススメです!
「アフルタード(afrutado)」はフルーティという意味で、その名が示すとおり非常にフルーティでフレッシュなワインです。葡萄の樹齢は23~28年、仕立てはダブル コルドンです。収穫した葡萄は除梗せず房のまま密閉式のステンレスタンクに入れ、セミ マセラシオン カルボニックを3日間行い、フルーティでフレッシュなアロマを抽出します。
テイスティング コメント
紫を帯びた濃いブラックチェリーレッド。香りはラズベリーやブラックベリーを想わせるフレッシュ&フルーティなアロマでスミレやリコリス、僅かにスパイスのニュアンスが混ざり合う。味わいはジューシーで、溢れんばかりの果実感。心地よい酸が印象的で、全体に調和のとれたスムーズな飲み口。しっかりとエキス分を感じる、まさに搾りたてのようなフレッシュさが魅力。飲み頃温度は10度前後と、少し冷やしていただくと美味しさがより一層引き立ちます。合わせるお料理はビストロ料理、トマトの詰め物、鴨のコンフィ、肉のグリルなど。
2021年7月試飲(2020年ヴィンテージ)
ボデガス カステロ デ メディナ
ルエダの伝統的なワイン造りの手法と最新の設備と技術を融合させ、モダンなスタイルのワインを生み出しています。ボデガの名称は、メディナ デル カンポの歴史的なシンボルである、有名なモタ城に敬意を表して付けられました。ラベルに描かれた羅針盤は、常に北を指すことから、品質を常に目指すという意味合いを込めています。
畑は標高750~800mの高台に広がっており、平均樹齢は20~25年。このエリアは、大陸性気候の影響を受け、長く寒い冬がある一方で春は短く、夏は暑く乾燥しています。畑の土にはカルシウムやマンガンが豊富で、石が多く見られます。通気性がよくたいへん水はけのよい土壌で葡萄栽培には理想的です。また畑では環境を保護するために農薬は使用していません。この地域では雨が非常に多く、気苦労も絶えませんが可能な限りナチュラルに造るよう取り組んでいます。
100%自家葡萄へのこだわり。収穫量を制限し、品質を上げる
カステロ デ メディナでは、100%自社畑にこだわっています。ルエダには40以上の生産者がいますが、100%自社畑の生産者はそのうち1割しかいません。すべて自家畑ですから、収穫量を約40%減らし、品質を上げることができます。また、畑の近くにワイナリーがあるため、収穫後20分以内に葡萄を運ぶことが出来ます。
収穫した葡萄は、除梗後、パイプを通し6度に冷やします。その後、圧搾機にかけます。澱が沈殿するまで48時間置きます。良い香りを得るため、16~17度の低い温度で、3週間かけて発酵させます。そのまま澱と共に、低い温度で6ヶ月寝かせます。実際に瓶詰めするのは収穫した葡萄の60%ほどで、残りは他の生産者に売ってしまいます。
哲学は3つです。1.高い品質、2.安定した価格、3.ルエダのワインとしてではなく、カステロ デ メディナのワインとして評価されることを目指す、です。