フォンカリュ ペイ ドック シャルドネ キュヴェ ド ブリュ 2022
30%をオーク樽で発酵します。熟成は、フランス産オークの新樽で2~3ヶ月行います。樽は、個性の異なったフランス国内のいくつかの森のものを使い(アリエ、ニヴェル、ヴォージュ、ブルゴーニュ等)、最後にブレンドします。大切なのは良い樽の会社を探す事と、木の産地、内側の焦がし具合です。美しく淡い麦わら色、あふれる香りとほどよいコク。樽の香りは強すぎず、バランスがとれています。余韻の長さにも驚かされます。重厚感のあるボトルに詰められています。
テイスティング コメント
輝きのあるグリーンがかった淡いイエロー。粘性は中程度よりやや低め。香りには蜜ののったグレープフルーツやアプリコット、パイン、リンゴ、洋梨のコンポート、白い花のアロマ。花の蜜のような魅惑的で甘い香りに、カルダモンや塩気、爽やかなミネラルのニュアンスが混じり合う。樽香は強すぎず新鮮な果実香を尊重し、コーヒーやカラメルなどの香りが心地よいアクセントとなる。アタックはソフトでなめらか。ミネラルを含む豊かな果実味でしっかりとした骨格を持つ。南仏らしい熟れた果実感はもちろんあるが洗練されており、クリアーで上品な酸味、ミネラルが味わいのバランスを保っている。膨らみのあるボディ感、コクを備えた辛口。低価格レンジながらも余韻も長く楽しめる。
フォンカリュ
フォンカリユの名前は、FONtiès d’Aude、CApendu、ALzonne、MontoLIEUの4つの村の名前にちなんでいます。それぞれの地域の畑の葡萄を、7箇所存在する醸造所に持っていき醸造を行います。各醸造所で造られるワインは、女性のエノローグ、デルフィーヌ グランジュタ(写真右)ともう一人、13年間勤めているトップアグロノミスト、ガブリエール ルッチ(写真左)がチェックしています。この2人が年間を通して畑を管理する農夫達に畑や区画ごとに細かく指導を行っています。
その後、フォンカリュのラボで品質をチェックし、レンジごとに分けます。セラー内は、5人で作業しています。ブレンドなどの指示は、全てラボから細かく指示されて、タンクの管理などもデータで全て管理しています。酵母は、選別酵母を使用しています。農家から購入したものは、全てをワインにしますが、50%は、バルクワインとして、販売しています。
2012年の年間最優秀ワイン生産者組合賞を受賞
フランスのワイン専門誌「ラ ルヴュ ド ヴァン ド フランス」の『2012 年間最優秀ワイン生産者組合賞』を受賞。写真付きで、大きく掲載されました。