ドメーヌ ジ ロレンス クレマン ド リムー レ グレムノス
熟成:瓶内熟成 22ヶ月
テイスティング コメント
輝きのある淡いイエロー。繊細な泡立ちでキメ細かな気泡が優しく立ち上る。香りには柑橘類、ドライフルーツ、リンゴのコンフィ、カリン、蜂蜜、トーストのニュアンス。フレッシュさに加え、程よい熟成感を感じさせる上品なアロマ。口当たりはまろやかで、仄かに甘味を伴う果実味としっかりとした爽快な酸がバランスよく、ふっくらとした味わい。余韻には心地よい苦味とミネラル感。高級シャンパーニュと同じように、テット ド キュヴェ(一番搾り)だけで造られた、まさに至福のスパークリング。ぜひ、ご賞味を。
ドメーヌ ジ ロレンス
ドメーヌ ジ ロレンスは、シャンパーニュの生産者ミシェル ドゥルヴァン氏がリムーのポテンシャルの高さに魅せられ、1980年に立ち上げたワイナリーです。2000年にシャンパーニュ時代を共にしたリムー出身の醸造家、アンリ アルビュルス氏を迎え入れ、シャンパーニュでの経験とそのパッションを注ぎ込み、ピュアでフレッシュ、そして美しいアロマと繊細な泡をもつスパークリングワインを造りだしています。
2002年から所有はジャック カルヴェル氏となりましたが、ドゥルヴァン氏はいまでもコンサルタントとして頻繁にこのドメーヌを訪れ、品質の維持・向上のためアドバイスを行っています。
南仏でも冷涼な気候を持つリムーは、世界で初めて発泡性ワインが誕生した地としても有名です。ロレンスのクレマンに特有の、きれいな酸をと繊細な泡は、まさにシャンパーニュの技術とリムーのテロワールの結晶です。
キュヴェ(第一搾汁)だけを使用
ロレンスの仕事はとても丹念で、収穫は全て手摘み、区画、品種ごとに分けて醗酵。そしてグレムノス、クロ デ ドモワゼルともにタイユ(二番搾り)は一切使用せず、キュヴェ(一番搾り)だけを使う贅沢な造りを施しています。
受け継がれる情熱
創業者:ミッシェル ドゥルヴァン氏
リムーのテロワールがスパークリングワインに適していることを見抜いたドゥルヴァン氏は、シャンパーニュに比べて畑を購入する費用がとても安く済むリムーの地で、シャンパーニュに限りなく近いスパークリングを作ろうという思いを抱いたのが始まりです。現在も定期的にワイナリーを訪れ、試飲をしたり畑を見まわるなど、品質向上の上で欠かせないアドバイスをする心強い存在です。
オーナー: ジャック カルヴェル氏
2002年にジャック カルヴェル氏にオーナーがかわりました。カルヴェル氏は、もともとスイスのフランス語圏でのIT事業を行っていたましたが、ワインに強い思いがあり、ドゥルヴァン氏との出会いをきっかけに遂にワイン事業に転換します。ドゥルヴァン氏のアドバイスのもと、醸造責任者のアンリ アルビュルス氏とともに品質向上のために惜しみない努力を続けています。
キュヴェだけを使用する贅沢な造り
他の生産者より早めに収穫(8月15日~20日頃)することにより、ブドウが完熟し過ぎるのを防ぎ、きれいな酸とフレッシュさを保ちます。収穫はすべて、手摘み。約30kg入りの木箱で運ばれ、バルーン式の圧搾機にてゆっくり抽出することにより、きれいな果汁を取り出します。区画毎、品種毎の醗酵をするのはもちろんのこと、使用する果汁は第一搾汁のみというこだわりです。また、長い熟成も特徴で、クレマンで最低一年以上、ブランケットで9ヶ月以上瓶内熟成をします。(通常より長めに熟成)
専門誌絶賛の声
★ル グラン ギド デ ヴァン ド フランス 2012
毎年毎年、このドメーヌにはブラインド テイスティングで驚かされる。小さいながら、素晴らしいスパークリングをリリースするワイナリー!
★ル ギド アシェット デ ヴァン 2012
ジャック カルヴェル氏が2002年にこの地に着いてから、2007、2010、2011年とガイドに掲載され、スタンダードの“レ グレムノス”が2012年も最高賞『クー ド クール』を獲得!