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ヴァイングート・テッシュ ディープ・ブルー Q.b.A. トロッケン 2016

ヴァイングート・テッシュ

 

Deep Blue Q.b.A.

trocken

/Weingut Tesch

 

ヴァイングート・テッシュ ディープ・ブルー Q.b.A. トロッケン 2016
商品コード:2600
ヴァイングート・テッシュ ディープ・ブルー Q.b.A. トロッケン 2016

産地:ドイツ ナーエ

品質分類・原産地呼称:Q.b.A.

栽培方法:ビオロジック

品種:シュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)100%

タイプ:白ワイン 辛口

アルコール度数:13.5%

容量:750ml

仕様:スクリューキャップ

参考小売価格:¥2,915(税込)

販売価格:¥2,226(税抜)

¥2,448(税込)

ポイント:22Pt
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ヴァイングート・テッシュ ディープ・ブルー Q.b.A. トロッケン 2016

ピノ・ノワールから造った辛口の白ワイン

リリースされるワインの大半がリースリングですが、黒ブドウを使った辛口の白ワインも手掛けています。それが「ディープ・ブルー」です。原料となるシュペートブルグンダー(ピノ・ノワール)の畑からは、今でもサメの歯が見つかる事から、2000万年前にはサメが住む深海であったことが立証されています。その為、このワインのラベルには海をイメージさせるデザインを施されています。

醗酵・熟成:ステンレス・タンク

テイスティング・コメント

銅色(ほんのりベージュ)がかったイエロー。粘性は中程度よりやや高め。香りにはピンクグレープフルーツやチェリー、ピーチ、枇杷、リンゴのジュレ、オレンジピール、ジンジャー、貝殻、鉱物的なミネラルが混じり合うフレッシュなアロマ。アタックは爽やかでピリリとしたクリスピーな飲み口で、生き生きとした酸味が調和。ブラン・ド・ノワールらしい低めの重心、微かにタンニンが感じられ、豊富なミネラルを軸とする堅牢なスタイルにも果実味はエキス分に溢れている。ピンクグレープフルーツやオレンジ、小粒の赤い果実を思わせるジューシーな果実感、キレのよい辛口の白。フィニッシュはスッキリとしていて張りとともに心地よいビターな余韻へと続く。親しみやすさとともにエレガンスを兼ね備えた抜群のコスパ。合わせるお料理はシーフード料理全般、しゃぶしゃぶ、ジェノベーゼソースのパスタなどがおすすめ。

 

ヴァイングート・テッシュ

ヴァイングート・テッシュ オーナー兼醸造家:マルティン・テッシュ氏
ヴァイングート・テッシュ

斬新な発想でドイツワイン界に新風を吹き込む造り手

ヴァイングート・テッシュの設立は1723年。以来、テッシュ一族により代々受け継がれてきた家族経営のワイナリーです。300年近くの長い歴史を持つワイナリーですが、その趣きは1997年に12代目のオーナーとなったマルティン・テッシュ氏の登場により一変します。伝統を重んじるワイン造りをそのまま踏襲することなく、自身の感性に従って、パッケージやロゴの変更だけでなく、畑に植わられているブドウの大半をリースリングに縮小するなど、まさに“型破り”ともいえる方法で次々と新しい試みを実践していきます。

その信念の核となっているのが、「辛口に特化したワイン造り」です。「テロワールの個性を最も忠実に反映する品種」といわれるリースリング種において、ワイナリーの宝であるバラエティに富んだ区画が育む味わいの違いを、正確にワインに写し取ることはごく自然なことでした。また、食事との相性を考え抜くマルティンにとって、唇に分かりやすい甘みが残る伝統的なドイツのリースリングは理解できないものでもありました。また、その為に、家族のお祝い用などに造る一部の貴腐ワインを除いては、一切の伝統的な甘口ワイン造りを止め、辛口に特化することにしたのです。そしてピュアなリースリングの特徴を生かすために、ワイン造りにおいては最低限の介入を心がけ「補糖なし、樽なし、補酸なし」のストレートな醸造を全てのラインナップで貫いています。

こうした新しい試みは批判にもさらされ、古くから取引のある人々の不信を買い4割以上の顧客を失ったそうですが、分かりやすく整理したシンプルなラインナップ、手ごろな価格、異業種の人々との積極的な交流などもあり、逆に若い世代をはじめとする新しい顧客層にテッシュの“新しい”ワインが広がることになりました。伝統的なドイツワイン界にあってマルティンの試みは異端児にも映りますが、深い知識と信念に裏打ちされたワインは、今では世界各地で確固たる信頼を集めています。

知性と情熱の人

・学者として活躍・・・長い歴史を持つワイナリーに生まれたマルティン・テッシュ氏ですが、意外なことに初めからワイナリーを継ぐ意思があった訳ではないと言います。家族の中でも少し変わっていた、というマルティンは15歳で実家を出て微生物学者の博士号を修め、研究者として企業でも活躍します(日本の味の素の世界的なプロジェクトにも参加していたそうです)。

・ワイン造りへ回帰・・・実家の仕事で慣れていたワインの仕事には学生時代のアルバイトとして関わりを続けていましたが、研究者として過ごしていたある日、もっと情熱を傾けられるものは何かという考えを抱きます。その時念頭に浮かんだのがワイン造りでした。一旦は実家を離れたものの、地質学や微生物学を修めたマルティンにとって「自分でもワインが造れるかもしれない」と考えたことは自然なことでした。

鋭い味覚の持ち主

知性派のマルティンは、自分の進む道をしっかりと見極めた高い理想を持つ人物。「自らの特性を生かしながら人とは違うことをする」という明確な信念の下、辛口ワイン造りに特化した理由の背景には、マルティンが類まれなる味覚の持ち主である、ということも関係しています。非常に鋭い味覚を持ち食事に対するこだわりも強いマルティンは、「料理には明らかに甘いものが少ないにも関わらずワインだけが甘いままであること」に違和感を覚えていました。自宅で調理するものにも決して出来合いの品は使わず自分で選んだ食材を使って自分たちで調理することを楽しむなど、食事に凡庸な北ヨーロッパにあってその感性の高さは目を見張るものです。

★評価
ドイツ主力新聞「フランクフルター・アルゲマイネ2012」:ワインメーカー・オブ・ザ・イヤー2012 受賞!

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