ポル ロジェ キュヴェ サー ウィンストン チャーチル 2009
ポル ロジェをこよなく愛した元イギリス首相チャーチル氏へのオマージュを捧げるために造られたプレステージ キュヴェ。ドザージュは7g/l。
評価
2008VT ワイン エンスージアスト: 100点獲得
2008VT ワイン アドヴォケイト: 97点獲得
2008VT ワイン スペクテーター: 96点獲得
テイスティング コメント
煌々とした輝きを放つ濃いパールイエロー。泡立ちはキメ細かく持続性がある。香りはアプリコットやプラム、ピーチ、レモンなどの果実香、ドライフルーツにアップルパイ、ジンジャー、微かに蜂蜜のヒント。そして特徴的と言えるローストしたアーモンドやバター、ブリオッシュの香りが広がりエレガントな中にも構造的で、その芳しさや深みが増していく。口に含むとスムーズな飲み心地ながら十分な重さがあり、力強くもまろやかでシルキーなテクスチャー。品が良く、それでいて凝縮した果実味はリッチで、シトラスフレーヴァーにナッツと塩気が感じられ酸とともにミネラルが味わいの下支えとなる。熟成感はもちろんフレッシュさが共存し、味わいはドライで、男性的かつ洗練されている。卓越した長いフィニッシュ、酸と柔らかさのバランスが優れている。合わせるお料理は、鯛の塩釜焼き、鴨肉のロースト、マッシュルームを添えた仔牛肉料理、中華、コンテチーズなど。
2018年8月試飲(2006年ヴィンテージ)
ポル ロジェ
ポル ロジェ社は1849年に設立された家族経営のシャンパン ハウスです。「気品と優美」を哲学とし、格調高いシャンパーニュを造り続けています。木樽を一切使用せずステンレス タンクで発酵させることによって、ブドウ本来の繊細な味わいを引き出しています。またルミュアージュを重視し、今でも職人によって手作業で行う数少ないハウスの一つです。地下に広がるセラーはエペルネで最も深く、そこでゆっくりと熟成させることによって極上の泡を伴うシャンパーニュが生まれます。その品質は元イギリス首相チャーチル氏をも虜にし、2004年には英国王室御用達に任命されるなど、国際的に高い評価を得ています。
キュヴェ サー ウィンストン チャーチル
ポル ロジェをこよなく愛した元イギリス首相チャーチル氏へのオマージュを捧げるために造られたプレステージ キュヴェです。力強くフル ボディでしっかりと熟成した彼の好みの味わいに仕上がっています。非常に古いグラン クリュのシャルドネとピノ ノワールを使用しており、特別なアサンブラージュの比率は門外不出となっています。ピノ ノワールが骨格、幅、強さを与え、シャルドネがエレガンス、フィネス、滑らかさを生み出します。
醸造と熟成
2度デブルバージュを行います。1度目は圧搾直後、そして2度目は6度の低温で24時間行います。低温18度以下で、ステンレス タンク内でゆっくりと発酵が進みます。最終ブレンドまで品種や村は別々に仕込みます。マロラクティック発酵を100%行い、第二次瓶内発酵はポル ロジェの地下深いセラー(地下33m、室温9度)で行います。現在シャンパーニュでは珍しく、専門の職人による手作業でのルミュアージュを行い、長期熟成後デゴルジュマンをします。ポル ロジェの代名詞ともいえるとても繊細で持続性ある泡沫はこの深く冷たい湿ったセラーにてもたらされます。