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チェルバイオーナ ロッソ ディ モンタルチーノ 2015

チェルバイオーナ

 

Rosso di Montalcino

/Cerbaiona

 

商品コード:3810
チェルバイオーナ ロッソ ディ モンタルチーノ 2015

産地: イタリア トスカーナ州

品質分類 原産地呼称: D.O.C.

栽培方法: オーガニック

品種: サンジョヴェーゼ グロッソ100%

タイプ: 赤ワイン フルボディ

アルコール度数: 14%

容量: 750ml

参考小売価格:¥11,000(税込)

販売価格:¥8,400(税抜)

¥9,240(税込)

ポイント:84Pt
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チェルバイオーナ ロッソ ディ モンタルチーノ 2015

ブルネッロになるはずだったワインを80%もブレンドした、偉大なロッソ!
因みに2015年のブルネッロ ディ モンタルチーノは最高評価の5つ星!

毎年2月に開催されるブルネッロ ディ モンタルチーノの祭典「ベンヴェヌート ブルネッロ」にて2015年ヴィンテージが最高評価の5ツ星を獲得しました。チェルバイオーナのブルネッロを誰もが待ち焦がれていました・・・

2015年は前オーナーが栽培、収穫、醸造を手掛けた最後のVT。暖かい年であった事も影響し非常に熟度、そして糖度の高いブドウが収穫できたものの、ワインに仕上げる段階においてこれまで以上の厳しい基準を持って質を判断する新オーナーにより「新生チェルバイオーナが表現したかったブルネッロのレベルに僅かに満たない」と判断され、最終的にロッソ ディ モンタルチーノに格下げされてのリリースとなった一本。ただその厳しい新オーナーを持ってして『これまでになく偉大なロッソ ディ モンタルチーノ』と言わしめ、ラベルは通常のVTではブルネッロに使用する白色のラベル、そしてブルネッロに使用してきた長いコルクと厚手の瓶を採用している事からも、その出来はロッソ ディ モンタルチーノという枠組みを超越していると言えます。(ブルネッロだったら価格は25,000円程、ですがロッソに格下げとなったため10,000円という価格が実現)

チェルバイオーナが2015年のブルネッロ ディ モンタルチーノをつくらなかったことは多くのメディアで取り上げられ大きな話題となりました

テイスティング コメント

艶のあるやや濃いルビー/ガーネット/落ち着いた色調。チェリー、赤い果実に、ブラックペッパー、タイム、リコリスの香り。そしてタバコやクローブ、なめし革、下草の香りなど複雑さを醸し出す。次第にモカやローストしたアーモンドのようなニュアンスが漂い芳しくも複雑なブーケが鼻腔をくすぐる。口に含むとなめらか。質感のある繊細なタッチからがっしりとした骨組みを感じ、舌触りはビロードの様で品格が備わっている。赤系果実のフレッシュな風味はいかにもロッソ ディ モンタルチーノらしいが、2015年はより味わい深さと複雑味が感じられる。やはり「物」が違う、別格である。折り重なるリコリスのフレーヴァーが味わいの幅を広げ、長くエネルギッシュな余韻が印象的。合わせるお料理は、仔羊や鴨肉のロースト、牛レバーのソテー、ジビエ、煮込みハンバーグ、トマトソース料理など

2020月8試飲

チェルバイオーナ

チェルバイオーナ
チェルバイオーナ

ビオンディ サンティが所有するクローンを使用

チェルバイオーナはシエナ県モンタルチーノの町から南東に約4kmのところ、ブルネッロ ディ モンタルチーノの創始者として知られるビオンディ サンティから車で東に15分程のチェルバイアと呼ばれるエリアに位置しています。チェルバイアは、14世紀頃から農園として知られ、元来この地に住む小作人たちによって古くからオリーブオイルとワイン造りが行われていました。時代が進むにつれて、チェルバイア近辺にはワイナリーがいくつかできましたが、その中でも特に有名なのが18世紀後半にできた後のチェルバイオーラとなる農園です。実は19世紀中ごろまで、チェルバイオーナとチェルバイオーラはある家系が所有する各々農園の一部でした。

19世紀後半には、各々に別の所有者が現れたことで、別のワイナリーとなりました。チェルバイオーナは、1977年からディエゴ モリナーリによって所有されていました。元アリタリア航空のパイロットとして25年のキャリアを持っていた彼は、ワインへの情熱が人一倍強く、引退を機にモンタルチーノに移り住むことを決意。ワイナリー購入当初、彼にはあふれんばかりの情熱がありましたが、異業種出身であったため、ワイン造りに関する知識がありませんでした。しかし、醸造責任者を他から雇うということをしたくなかった彼は、まず関連書物をあさって勉強し、栽培・醸造工程を深く理解するため実際にワイナリーを何件も訪ね回りました。その中でも、彼が最も影響を受けたのはビオンディ サンティで、特に伝統を重んじるという姿勢に共感したのです。そのため、ディエゴは1977年の最初の植樹の際にBBS11 (Brunello Biondi Santi, vine no. 11)と呼ばれるビオンディ サンティが所有するクローンを使用し、この畑のブドウを使って1981年、初のブルネッロをリリースしました

チェルバイオーナ

純粋な好奇心でワインの本質的な美しさ・尊さを味わってほしい

一方で、ジュリオ サルヴィオーニが所有するチェルバイオーラは、1985年に初のブルネッロをリリース。ジュリオ曰く「僕にブドウを植えるよう勧めてくれたのは、他ならないディエゴでした。1985年の異常寒波がチェルバイオーラに代々植わるオリーブの樹をダメにしてしまいましたが、ディエゴの助言があったおかげでブドウを植える決意ができました。」

現在、チェルバイオーナは4haの畑を所有しています。海抜は350~400m程で、区画はブドウの植樹年(1977年、1986年、2000年)によって大きく3つに分かれています。土壌はガレストロと呼ばれるトスカーナ地方特有の泥灰岩で構成されます。ブドウはオーガニック栽培によって育てられ、醸造は15hl、25hl、30hlと大きさの異なる開放型の木製発酵槽を使用。自然酵母による自然なアルコール発酵を行っています。過度な抽出をさけるためにルモンタージュは最小限に抑え、果房は手でピジャージュします。そのまま同じ容器でのマロラクティック発酵を行い、翌年の春まで澱と接触させます。その後、10hl、17hl、20hlのスラヴォニアンオークの大樽に移し、ロッソでは12ヵ月、ブルネッロでは30ヵ月と規定を上回る樽熟成を行います。

チェルバイオーナでは、収穫時にブドウのセレクションを行うだけでなく、セラーでも樽ごとのセレクションを行います。品質に納得がいかなければ全て格下げする程の徹底した品質主義で、ワイナリー購入から数十年の内に一気にスターダムにのし上がりました。また、トータルの年間生産量が20000本と希少性が非常に高いことから、カルト ブルネッロの地位も確立しました。

しかしながら、健康状態が良くなかったディエゴは、2014年を最後にワイナリー売却を決意。するとすかさず、2015年に投資家のゲイリー リーチェルと元ビオンディ サンティでコンサルタントを務めたマシュー フォレッティらがチェルバイオーナを購入。新体制となったワイナリーは、2017年2月、ジャーナリストたちに対し『我々のワインに対してスコアやレビューをつけることを一切禁止する』という旨の手紙を書き、数値評価が蔓延する今のワイン業界に一石を投じました。評価ではなく、純粋な好奇心を持ってワインの本質的な美しさ・尊さを味わうという考えは、伝統を尊重するディエゴの意志を確実に受け継いでいると言えるでしょう。今後もブルネッロ ディ モンタルチーノ最高峰の生産者で居続けることは間違いありません

チェルバイオーナ
チェルバイオーナ

 

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